ピックルボールチーム誕生 生涯スポーツで脚光 普及、盛り上げへ一丸 ヤマックス
宮古島初のピックルボールチーム「ヤマックス」が昨年9月に結成され、活動を活発化させている。未経験者の男女約20人が集まっている。今年の目標に「沖縄大会に出場」を掲げ、日々トレーニングに励んでいる。
ピックルボールは、1965年にワシントンで誕生。テニス、バドミントン、卓球などの要素を組み合わせていて、ラケット(パドル)でボールを打ち返すスポーツ。子どもから高齢者までプレーできる生涯スポーツとして楽しまれ、全世界で人気を集めている。沖縄県でも昨年3月に大会が行われた。
結成のきっかけは、同年8月に代表の山里正人さんが市総合体育館で行われたピックルボールの体験会に参加し、琉球ピックルボールに所属する黒島弘善さんと「宮古島で一緒に普及しよう」と盛り上がり、4人の初期メンバーを中心に声を掛け集まったという。
また結成後に、普及活動に役立ててほしいと日本ピックルボール協会の西上茂副会長がヤマックスにラケット(パドル)やボールなどを寄贈した。
山里さんは「まだ結成したばかりなので、みんなで切磋琢磨してレベルをあげて大会に出場したい」と抱負を述べた。
指導する黒島さんは「今年は練習だけでなく、モチベーションを保っていくためにも全国から選手を集めて大会を行いたい。レベルの高い選手とプレーをすれば技術力が上がって強くなれる。今後もメンバーと一緒に頑張りたい」と話した。
参加者は随時募集していて経験は問わない。火、水曜日は鏡原小学校体育館で午後7時半から、空いていれば腰原公民館で午後6時半から練習を行っている。
ピックルボールとは
テニス、バドミントン、卓球を融合させた新しいスポーツで、1対1または2対2の対戦形式で行われる。コートはバドミントンコートとほぼ同じサイズで、ネットはテニスよりも5㌢低く設定されている。ゲームは、サーブを下から打ち、相手コートの斜め方向にボールを送ることでスタート。サーブを受けたチームもサーブをしたチームも、ボールを1回ずつバウンドさせる「ダブルバウンドルール」が適用される。得点は15点または21点先取で、サーバーが得点した場合にのみサーブが交代する仕組み。ラリーを繰り広げながら、相手のコートにボールを落とすことを目指すスポーツ。