【特集】2025年新年号
2025年1月1日(水)0:02
愛好家で結成13年目 九州大会出場輩出 自転車競技チーム「風」
自転車愛好家が一緒に練習し、技術力アップを図っているチーム「風(かじ)」は一般から中学生までのメンバーが15人で、毎週日曜に約100㌔を走り込んでいる。チームを結成したのは13年前、それまではそれぞれ個人で練習していたが、練習しているうちに顔見知りになり、一緒に走るようになったという。
高校生の友利有斗武さん(1年)は、県総体で好成績を収め九州大会に出場した。自転車競技を始めたのは中学3年のころ。もともと自転車が好きだったが、インターネットの動画に影響を受けたことがきっかけとなった。
「始めたころは、こんなにのめり込み本格的に練習するとは思わなかった」と話し、「県、九州大会に出てレベルの違いを感じた。冬場のトレーニングで実力をつけ、次は九州大会で予選通過し上位を目指したい。卒業までに全国大会出場が目標」と抱負を語った。
チームのメンバーは、「ツール・ド・おきなわ」や「トライアスロン宮古島大会」など、それぞれの出場レースに照準を定め、トレーニングに取り組んでいる。
練習コースは久松をスタートし、西海岸線を北へ向かい、池間島を経て東海岸線を南下し東平安名崎を経由して下地陸上競技場までの約100㌔。
メンバーの伊志嶺康則さんは「メンバーは50代が多いので若い人は大歓迎。高校生も頑張っている。初心者でも大丈夫なので興味がある人は一緒に練習しよう」と呼び掛けた。