【特集】2025年新年号
2025年1月1日(水)0:01
応援される選手目指して 陸上競技チームKRM 技術も心も成長へ 切磋琢磨でレベルアップ
個々のレベルアップを図り陸上競技に取り組んでいるチーム「KRM(久貝ランナーズメンバー)」のメンバーは小学生、中学生の約20人。市内各校から学校の垣根を越え、一緒に練習し切磋琢磨(せっさたくま)している。
宮古地区の大会のみならず、個人で沖縄本島の大会にも参加して県内トップレベルの選手と競い合っている。
チームを立ち上げ、コーチを務める久貝貴之さんは「競技力向上はもちろんだが、力があるからといってうぬぼれることなく、人ととして認められ、みんなに応援される選手を育成することを目指している」と方針を語った。
選手たちが島外の大会や選考会に参加するには、遠征費用が掛かるため、父母会やスポンサー企業も活動をバックアップしているという。
父母会役員の村山美幸さんは「メンバー一人一人の目標が『全国・九州大会に出たい』という意識を持っている。あいさつなど基本的なこともしっかりとして、自分自身を高めてほしい」と話した。
県大会で上位の成績を収めた砂川治斗さん(城東中3年)は「800㍍県3位が最高成績で、駅伝では3㌔区間を担当している。高校は沖縄本島の学校に進学する。レベルの高い環境で練習できることが楽しみ」、稲垣悠花さん(平良中3年)は「種目は800㍍、県大会3位がベスト。高校では、陸上以外のことにも挑戦したいが、走ることは続けていきたい」、渡真利彩葉さん(上野中2年)は「都道県対抗駅伝の選考会を通過したので本大会で走りたい。800㍍、県1位が目標。1500㍍にも挑戦したい」とそれぞれ、新年の抱負を語った。