妻の料理が一番おいしい

砂川さん夫妻

　砂川芳一さんは信望が厚く、36歳の若さで上野部落の区長になり、翌１９７３年から３期12年間、上野村議会議員を務めた。「農業は妻（サチさん）が頑張ってくれた。妻の支えがなければ議員はできなかった」と感謝する。

　議会活動では「うえのドイツ文化村」に縁のあるドイツやパリ、インドネシア、香港、台湾、タイなど多くの外国を視察したことが思い出に残ると話す。

　上野中ＰＴＡ会長や上野地区土地改良区推進委員長、農業委員会会長代行、老人クラブ役員なども歴任し地域の産業や教育、老人福祉に尽くした。

　現在は宮古島市老人クラブ連合会上野支部長として忙しい日々を過ごす。居間のカレンダーには「歌合戦」「ＧＢ大会」「三役会」などクラブ活動の日程をびっしりと書き込んだ。

　砂川さんは顔の色艶が良く若々しい。「妻が毎朝作ってくれるコーヒーが待ち遠しい。三度の食事は欠かさない。妻の料理が一番おいしい」と健康の秘訣を話してくれた。

　子供４人、孫14人、ひ孫５人。

砂川芳一さん（８１歳）１９３６（昭和１１）年１０月１７日生まれ
　　サチさん（８１歳）１９３６（昭和１１）年７月１６日生まれ