郷友会ゴルフで準優勝

宜保さん夫婦

　現在、那覇市在住の宜保榮さんは下地上地出身。ゴルフを本格的に始めたのは会社を勇退した６０歳頃からで、ベストスコア７６、ベストハンデ７の腕前を誇る。先月開催された郷友会のゴルフ大会では、準優勝でエージシュートも獲得した。

　宮古中学、沖縄文教学校を卒業後、小・中学校の教諭などを経て、２６歳で経済を学ぶために日本大学へ進学。卒業後は沖縄製粉に入社した。

　各部の役職を歴任後、常務として経営に携わる。主な任務は海外企業や食糧庁（当時）との価格や数量の交渉で、出張も多い多忙な日々を送っていた。

　宜保さんは、当時、足がしびれるほどの腰痛で苦しむ日々を過ごしていたが、「妻が健康を気遣った料理を作ってくれ、散歩にも付き合ってくれた。今、元気にゴルフができるのは妻のおかげ」と感謝を口にする。

　腰痛を克服し、日々の鍛錬の結果、那覇ゴルフクラブで今年の３月にエージシュート３０回を達成した。年１回開催される大会のグランドシニア（７０歳以上）の部で９回優勝に輝き、同クラブで最多記録となっている。

　子ども４人、孫６人、ひ孫１人。

宜保　榮さん（８９歳）＝下地上地出身＝１９２８（昭和３）年１０月１０日生まれ
    由紀子さん（８２歳）＝那覇市出身＝１９３５（昭和１０）年２月３日生まれ