【特集】新年号
2018年1月1日(月)8:57
28人「十五の島立ち」へ/多良間中学校
多良間村には高校や専門学校がないため、子供たちは中学卒業と同時に、生まれ育った島を旅立つ。「十五の島立ち」といわれ、4月からは親元を離れて島外での生活をスタートさせる。
多良間中3年生は28人。3月の高校入試に向けてTryharder,Doourbest!Wecandoit!!(目指せ70期全員合格!)」をクラス目標に掲げて、日々の学習に加えて、昼休みや放課後などの時間も活用して自主学習に励んでいる。
担任の与那覇慎也教諭は「小さいころからずっと一緒に育ってきた仲間たちという意識が強く、団結力が強い。行動を起こす時は気持ちが一つになり、大きな力となる」と話す。
生徒たちはこれまで、沖縄本島の高校への進学が多いが、中には北海道の高校に進学した人もいるという。
波平芽萌瑶さんは、東京の愛国高校の衛生看護科に入学を希望している。
波平さんは、高校卒業後は看護の道に進む予定だ。「将来は、ふるさと多良間島に戻り、看護師として島の医療に貢献できれば」と大きな夢を描いている。
与那覇教諭は「28人全員が、全力投球で自分の夢を切り開いてほしい」とエールを送る。
生徒名は次の通り。(敬称略)
奥平旋喜▽高江洲一平▽荷川取宏一▽垣花瑠伊▽垣花築▽嘉味田琳▽奥平涼介▽美里純也▽諸見里文哉▽小禄翔▽西筋亮太▽知念季音▽比嘉祐輝▽嘉手苅拓海▽亀山飛龍▽宇良和樹▽伊良皆星亜羅▽佐和田愛羽▽大城智香▽美里亜紗美▽下里麻斗▽波平芽萌瑶▽天久那留▽本永美鈴▽石原英子▽豊見山絵梨香▽外間木乃美▽下地明奈