がんずううやき
2018年1月24日(水)8:54
【がんずううやき】豊見山 キクさん(91歳)(伊良部字長浜)
歌うのが元気の源
思い出の多い曲を歌うのが元気の源と、誇らしげな表情を見せる。「大好きな曲は『もしも月給が上がったら』」『だんな様』『遠足の歌』」。
「遠足の歌」は伊良部村の初代村長、国仲寛徒が作ったと伝える。島の名所などを取り入れた歌詞で、かつては住民に最も歌われ、親しまれた曲として有名。
キクさんは「友達が集まる所では『遠足の歌』も歌い楽しい場にする」と笑顔で話す。
少女時代から料理は得意だった。「お茶うけにはゆでた野菜にツナを使った料理をよく味わった。それで健康だよ」とキクさん。
農家の朝は早い。暗いうちに起き出し、朝食を済ませて仕事に精を出した。キクさんは宮古馬に乗り、家畜の餌用の草刈りを手伝った。
「家には馬や牛、豚、ヤギ、ニワトリを飼っていた。馬を走らせたりして楽しかった」と懐かしむ。
「健康長寿でいられるのは娘や嫁のおかげ。いつもありがとう」と感謝した。
子供5人、孫16人、ひ孫13人。
1926(大正15)年10月2日生まれ