【ニュースウィークリー】2月18日~2月24日
30年前のヤーマス住民が映像楽しむ/来間島で旧正月の集い
来間島で17日、旧正月の集いがあり、島の住民や出身者が豚汁や郷土料理を囲んで和やかな時間を過ごした。公民館で開いたビデオ鑑賞会では、30年以上前のヤーマスプナカの映像を上映。住民は昔懐かしい貴重な映像を通して生まれ島の歴史を振り返った。(2月18日掲載)
県、輸送補助費を現状維持/農水産物不利性解消事業
県農林水産部は17日までに、県産農水産物を本土市場へ出荷する輸送費を支援する「農林水産物流通条件不利性解消事業」について、18年度は現状の補助額を維持する方針を発表した。輸送業者による運賃値上げが相次いだ影響を軽減することが目的で、昨年10月に宮古地区で開いた説明会で示した補助額引き下げの方針を転換した。(2月18日掲載)
市新議長に佐久本洋介氏/市議会が投票で決定
市議会は19日の臨時会で欠員となっていた議長の選挙を行い、佐久本洋介氏(70)を新しい議長に決めた。同日付で議長に就任した佐久本氏は「議会はチェック機関だけでなく、提言する機関でもあってほしい。議論の府であり、大いなる議論は議会の活性化につながる」と述べた。(2月20日掲載)
模範児童生徒功労者らを表彰/教育を語る市民大会
宮古島市の教育を語る市民大会が18日、マティダ市民劇場で開かれ、東小学校6年の内間智君ら模範となる児童生徒や教育功労者を表彰した。また、市の学力向上に関する実践報告もあり、多くの市民が成果と課題を共有した。(2月20日掲載)
市議会条例制定議案を否決/学校規模適正化対象学区住民投票
19日に開会した宮古島市議会臨時会の2日目が20日に開かれた。学校規模適正化計画について対象学区の有権者を対象に賛否を問う住民投票を行うことを求める住民投票条例制定議案について審議を行った。議案に対する討論で賛成、反対双方の意見が出たことから挙手による採決を行った結果、賛成少数で議案を否決し、住民からの請求を却下した。(2月21日掲載)
教育研究の充実目指す/市教委が上越教育大と協定
市教育委員会と新潟県の国立大学法人上越教育大学(川崎直哉学長)との連携協力に関する協定書締結式が20日、市役所平良庁舎で行われ、宮國教育長と同大学の石野正彦教育実践センター長らが協定書に署名した。今後、市教委と同大学は教育研究活動等で協力し、人材育成と地域社会の発展に寄与することを目的とした活動を展開していく。(2月21日掲載)
受診率上昇も意識高揚訴え/16年度市乳がん検診
宮古島市が毎年度実施している20~59歳までの女性を対象に行っている乳がん検診(超音波)の2016年度の受診率が前年度よりも2・9ポイント上昇し、32・1%と30%台を超えた。しかし、17年度は集団検診の受診者数が減少していることから、市健康増進課では「今年度は受診率が低くなりそうなので、年に1回はしっかり受診して体の状態をチェックしてほしい」と積極的な受診を呼び掛けた。(2月22日掲載)
ムトゥの建物改築へ/佐良浜で期成会が発足
佐良浜でこのほど、旧池間村ブーンミャー本村(もとむら)ジャー改築事業の実施に向け、本村ブーンミャー改築期成会が発足した。これまで伝統祭祀(さいし)の豊年祭「ミャークヅツ(宮古節)」で特定の民家を借りて利用する「マジャムトゥ」「マイヌヤームトゥ」「アギマスムトゥ」の三つの建物が長年の経過により老朽化が著しく倒壊寸前の状態のため、4月に解体・新築工事に着手する。(2月22日掲載)
平安山君、山里君、県制覇を教育長に報告/紙ヒコーキ全国大会へ
第1回JAL紙ヒコーキ全国大会(沖縄地区予選)で優勝した平安山莞吹君(城辺小5年)と山里温夢君(鏡原中2年)が22日、市役所城辺庁舎に宮國博教育長を訪ね県制覇を報告するとともに来月、東京都で開催される全国大会に向けて決意を示した。(2月23日掲載)
週1回程度、生乳供給へ/県などが市教委と調整
現在、学校給食で提供されている加工乳が船の欠航などで、長期間提供できない場合の対応について、週に1回程度は長期保存のできる「LL(ロングライフ)牛乳」の提供を目指していることがわかった。22日の市教育委員会定例会で宮國博教育長が報告した。(2月23日掲載)
苧麻糸展示会が開幕/市伝統工芸品センター
国の重要無形文化財に指定されている宮古上布の原料となる苧麻(ちょま)糸の展示会が23日から、市伝統工芸品センターで始まった。苧麻糸や糸車などの道具類の展示ほか、貝殻を使った苧麻の繊維取り、糸作りの実演・体験コーナーも設置した。初日から家族連れや観光客らが訪れ、長年にわたって受け継がれてきた伝統文化に触れた。(2月24日掲載)
8個人1団体を表彰/心豊かなふるさとづくり表彰式
宮古島市市民運動実践協議会は23日、第12回心豊かなふるさとづくり表彰式を市中央公民館で開いた。クリーン、グリーン、グレイシャスの各賞に輝いた8個人と1団体に賞状を授与し、日ごろの活動をねぎらうとともに地域根ざした行動を「市民の模範」とたたえた。(2月24日掲載)