行雲流水
2018年4月24日(火)8:54
【行雲流水】(第34回トライアスロン大会)
「海・風・太陽(てぃだ)熱き想い君を待つ」をテーマに開催された第34回全日本トライアスロン宮古島大会は、好天に恵まれて、盛会裏に展開された
▼この大会は、砂の白さと海の青さのコントラストの美しい与那覇前浜ビーチでスイムを、三つの大橋と四つの島を結ぶコースをバイクで、最後は市陸上競技場を起点に、公認コースでランを競いあった
▼アスリートたちは、このレースに、それぞれの思いを胸に挑戦した。「この過酷なレースで自分を試したかった」。「挑戦することの大切さを子供たちに示したい」。「トライアスロン大好き、宮古島大好き」。「風光明媚(めいび)なコースが僕たちの結婚記念にふさわしい」。「クラブの仲間たちと励まし合い、競いあうことが楽しい」など
▼島一円の大舞台は多彩な花々で飾られ、役員とボランティアが大会を支え、沿道の多くの市民が声援をおくった。吹奏楽が響き、パーランクーのリズムで子供たちが跳ねた
▼アスリートと親しくなった島民との再会を喜ぶ幾つもの輪があった。また、外国のアスリートと生徒たちの交流会があった
▼ゴールで、「もうすぐだ、○○さんガンバレー」の声に押され、家族や仲間の伴走者と一緒に、感動のゴールを果たしていた。このレースは自分との戦いだから、ベストを尽くした全員が勝者である。またこの行事は「まつり」だから、アスリートと役員、ボランティア、応援に駆けつけた市民すべてが主役である。大会の成功を祝し、すべての関係者をたたえて、花火がドーンと空高く打ち上げられた。