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行雲流水
2018年5月15日(火)8:54

【行雲流水】(おかあさん)

 ♪『お母さん』。「お母さん、お母さん、お母さんてば、お母さん。何にもご用はないけれど、なんだか呼びたい、お母さん」。本紙「母の日」の特集号には、そんな大好きな母のほほ笑ましい似顔絵や母への感謝の手紙が多数掲載されていた。子供たちにとって、母親は生きていることの安定感や喜びの源泉である

▼一方で、子供は母親にとっての生きがいそのものである。「お母さん業界新聞」に掲載された池田彩さんの文章が反響を呼んでいる。-「家事、育児に追われて何もできないかもしれない。でも、『ただお母さんを感じること』。そこに、母親としての幸せがぎゅうっとつまっている。そんな幸せを感じられる『今』を大切にしたい」

▼「世界が美しい理由は母と子だけが知っている」(タゴール)

▼母をたたえる詩歌は多いが、次の歌もそのひとつ。『愛の歌』。1番、「いつもいつも口ずさむ歌、それはお母さんに教わった歌、どんな時でも私が歌えば、誰とでも心の触れ合う愛の歌」。2番、「いつもいつも胸に咲く花、それはお母さんに頂いた花、夏も真冬も心に開いて、誰とでも楽しく分け合う愛の花」。3番、「いつもいつも宵に出る星、それはお母さんを喜ばす星、青い優しい光をたたえて、慰めの想いに輝く愛の星」

▼子供たちが母から受けた愛のつぼみは、やがて大きく花開いて世の中を照らす

▼「弱くて強くて不思議な母さん、悲しい時はそんなに泣かず、うれしい時には涙をこぼす、母さんそよ風、柳の小枝、くすくす笑いのこぬか雨」(サトウハチロー)。(空)

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