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旧暦:10月21日 赤口 己 
行雲流水
2018年12月27日(木)8:54

【行雲流水】「平成29年度観光収入(確報値)」

 宮古における観光客1人あたり消費額の確報値が出た。空路客1人あたり消費額は7万3380円、海路客(クルーズ船乗客)1人あたり消費額は1万4956円だった(沖縄県文化観光スポーツ部「平成29年度観光統計実態調査」等)

▼平成29年度の観光客数は、空路客63万人、クルーズ船客36万人だった。観光消費支出額は、空路客462億円、クルーズ船客54億円、合計516億円だ

▼観光は、宮古経済発展のけん引車になりつつある。観光関連の数値を役所や業界団体など関係者がさらにくわしく分析して、観光の経済効果をより高めていくことを期待したい

▼今回、クルーズ船客の消費実態がはじめて公表された。クルーズ船乗客1人あたり観光消費額を港別にみると、沖縄本島2万5248円、石垣2万4780円、宮古1万4956円であった。宮古が少ない理由は、石垣と沖縄本島との中間寄港地になっているからであろうか

▼なお、観光客1人あたり消費額の内訳は、空路客-宿泊費2万7635円、飲食費1万6015円、土産・買い物費1万1302円、圏域内交通費9712円、娯楽・入場費7939円、その他777円。海路客-土産買い物費8341円、圏域内交通費2626円、飲食費1690円、娯楽入場費1017円、その他1283円であった

▼7月26日の小欄では、平成28年度の消費単価を使って平成29年度の空路観光客消費支出額を約500億円と推計した。ここで確報値をお伝えして今年の書き納めとします。よい年をお迎えください!(柳)

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