初の快挙!! 上野小中そろって県大会出場/全沖縄学校音楽発表会
上野小学校(本村晃則校長)の6年生と上野中学校(友利和広校長)3年生が、昨年11月にマティダ市民劇場で行われた「第40回宮古地区小・中学校音楽発表会で、宮古地区代表に選ばれ全沖縄学校音楽発表会に出場する。上野小中学校がそろって県大会に出場するのは初めて。小学校は12年ぶりの県大会出場になった。第40回という節目の大会で小中両校が宮古島を代表して県大会出場を決めたことで、両校の生徒を始め、
本村校長、友利校長や小学校6年担任の波夛野瑞恵教諭、中学で音楽を指導している宮国貴子教諭らは、出場する児童生徒には貴重な経験になると喜んでいる。
本村校長は大会を前に「6年生31人が心を一つにして、自分たちの創り上げてきた音楽をしっかり表現してほしい」。
担任の波夛野教諭は「中学校の宮国先生も指導に当たってくれた。小中連携教育の賜物」。
6年生は5年生の時、第39回大会にも出場したが地区代表には選ばれなかった。その悔しさをバネに夏休みごろから熱心に練習に励んできた。練習を通して、クラスの『和や絆』も増してたことを児童たちも日記に記し、波夛野教諭も実感しているという。「心も、とても成長した」と話す。
波夛野教諭は「心を一つにしたら良い歌が歌えることが分かったようで、とにかく熱心に練習した」という。
この合唱でリーダー的な存在の崎原叶任君は「合唱で歌うのは楽しい。みんなで声を合わせるのが、とても楽しい」と話しながら練習に励んでいた。
中学校の友利校長は「感謝の気持ちを大切にしながら、宮古の代表をいう思いも持って、聞く人の心に響くハーモニーを披露してほしい」と期待した。
出場を決めた3年生(担任・神山康大教諭)を指導した宮国教諭は「合唱を通して、みんなで協力し、心を込めて物事に取り組むことを学んでほしい」。さらに「今回の大会で、宮古島を出て、『井の中の蛙』にならないよう、レベルの高い演奏に触れ、児童生徒に広い世界を見て、いろいろなものに刺激を得てほしい」と出場する子どもたちの体験に期待した。
県大会の結果は今年1月ごろに分かるという。