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【特集】新年号
2019年1月1日(火)8:57

陸上界に期待の新星

全国大会決勝に照準/砂川慎太郎(宮高2年)


全国インターハイファイナリストを目指す砂川慎太郎=市陸上競技場

全国インターハイファイナリストを目指す砂川慎太郎=市陸上競技場

 期待の新星だ。100メートル11秒03、200メートルは宮古記録の21秒77を持つ。スプリンターに多く見られる筋骨隆々の力強さはない。しなやかに、滑るように駆ける姿が見る者を魅了する。今年の目標は「全国インターハイの決勝で走ること」だ。

 本格的に陸上を始めてまだ2年。中学では野球をしていたというが、周囲の勧めもあって高校では陸上競技を選んだ。

 昨春、陸上部顧問の高江洲匡孝(ただゆき)教諭と出会って陸上観が変わった。それまで練習をさぼりがちだった自分を見直し、真っ白な紙に自分の目標を書いた。「全国のファイナリスト」-。

 目標を決めたら「自分のやるべきことが明確になった」と話す。「勝つためにやらなければならないことが分かった」と振り返り、夏はひたすら走り込み、効率よく走れる技術も磨いた。

 その成果は秋に表れた。全九州の新人戦200メートルで宮古記録をマークして2位。一気に沖縄、九州のトップクラスの選手に躍り出た。「やってきたことは間違っていなかった」。

 ファイナリストに向けて視界は良好だ。「100メートルは10秒4、200メートルは20秒8で走れるイメージはある」と力強く前を見据えた。

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