【ニュースウィークリー】6月9日~6月15日
JTA機長からアルコール検出/羽田・宮古便欠航
日本航空は8日、グループ会社の日本トランスオーシャン航空(JTA)所属の機長からアルコールが検出され、交代要員の確保ができず、この機長が搭乗予定だった羽田-宮古と宮古-那覇の2便が欠航したと発表した。乗客計283人に影響があった。(6月9日掲載)
島の魅力全国へミス宮古島発表/第46代
宮古島観光協会は8日、市内ホテルで第46代ミス宮古島最終選考会を行い、3人のミス宮古島を決定した。ミスサンゴに小松里紗さん(22)、ミスティダに下地菜奈さん(24)、ミスブーゲンビレアに真壁那弥さん(23)が選ばれた。活動期間は7月開催の宮古島夏まつりから約1年間。宮古島の魅力を全国に発信する。(6月9日掲載)
シンポ開催しナナムイ考察/平良西原
平良西原で継承される伝統祭祀(さいし)「ナナムイ」を考えるシンポジウムが9日、西原公民館であった。西原出身の写真家長崎健一さんや元ナナムインマ(御嶽で祈る女性)らがパネリストを務め、御嶽に響く「カギアヤグ」(神歌)と「カギクトゥバ」(美しい言葉)に触れ、「ニシムラ」の人々の生活の基盤をなすナナムイの重要性を説いた。(6月11日掲載)
中国留学生が新城方言研究/王丹凝さん
「こんなに面白い言語、絶対に世に残したい」-。そう話すのは中国からの留学生・王丹凝さん(25)。現在、九州大学大学院の人文科学府言語学研究室に所属し、城辺の新城方言の調査研究を進めている。今月3日からは初の長期調査として来島した。(6月12日掲載)
ヤギ振興へ市が助成金/生産流通組合に
宮古地区における肉用ヤギの振興に向けて、市が新年度予算に助成金を組み込んだ。山羊生産流通組合に補助金として出す。と畜費を助成する奨励補助金の対象にヤギを加え、1頭当たり3000円補助することも決めた。組合は結成2年目。11日に総会を開いて補助金を含む新年度予算を確認した。(6月12日掲載)
宮古馬遺伝子検査を実施へ/保存計画策定委
宮古馬保存計画策定委員会の第2回会議が12日、市役所城辺庁舎であり、個体の取り扱い、飼養地、活用方針について意見を交わした。会議では保存の前提として、現状把握のため遺伝子の全頭検査を実施し、その上で繁殖に適した馬とそうでない馬を分類し、それぞれ保存・活用の方法を検討していくことを確認した。(6月13日掲載)
上里樹氏に出席停止3日間決定/市議会で可決
市議会の6月定例会が13日に開会し、3月定例会での発言が問題視されて懲罰特別委員会が設置されていた上里樹氏に対して、出席停止3日間の懲罰が決定。これに伴い上里氏は、この日の本会議と14日の文教社会委員会への出席ができなくなった。懲罰について、上里氏は「理由なき懲罰であり、議会史に汚点を残す重要な問題」と訴えた。(6月14日掲載)
株出しの反収が4・8㌧と低く/18-19年産キビ
宮古島市はこのほど、2018-19年産サトウキビの作型別生産実績をまとめた。反収(面積10㌃当たりの収量)は主流の株出しが4・8㌧と低い。夏植えは6・7㌧、春植えも4・3㌧と伸び悩んだ。全作型を合わせた反収も5・3㌧と振るわず、収穫面積の6割を占める株出しが実績を押し下げた。低反収の要因は気象条件。(6月14日掲載)
多良間「抱護」林業遺産に認定/県内初、伝達式
防風・防潮林などの役割を果たしている「多良間島の抱護」と琉球王国の三司官だった蔡温が定めた林業についての法令などをまとめた「林政八書」に対する「林業遺産」の認定証伝達式が14日、県庁で行われた。県農林水産部の長嶺豊部長から伊良皆光夫村長と林政八書研究会の仲間勇栄会長(琉球大名誉教授)に認定証が手渡された。林業遺産の認定は県内では初めてで、全国では34件目。(6月15日掲載)
幼保利用無償化1830人対象/市が予算計上
市議会文教社会委員会が14日、市役所平良庁舎で行われた。市福祉部が一般会計補正予算案に民生費として2458万円を計上していることについて審査し可決した。同予算は今年10月1日から幼稚園、保育所(園)、認定こども園などに通う3歳から5歳までの子どもたちの利用料が無償化されることに伴う事務費などとなっている。児童家庭課によると市内の対象は1830人。(6月15日掲載)