【郷友会便り】敬老者、新高校生を祝福/在沖多良間郷友会定期総会
120人が出席
【那覇支社】在沖多良間郷友会(来間玄次会長)の「第62回定期総会・敬老会・新高校生激励会」が16日、那覇市のホテルで開催され、郷友ら約120人が集った。新たに敬老会の仲間入りした、今年「古希祝い」に当たる1947年生まれの35人を含む敬老者を祝福するとともに、多良間島から沖縄本島の高校に進学した生徒らを激励した。
主催者を代表して、来間会長は「生まれ島の多良間村は県のエコファーマー再認定が決定し、琉球王朝時代から脈々と継承されてきた『抱護』が日本森林学会から『林業遺産』に認定されるなど、うれしいニュースが続いている」と故郷の現状や様子を紹介した。
その上で、「生まれ島は私たちの誇りであり、在沖郷友にとっても大きな励みになる。きょうは敬老祝賀者と元島を離れて沖縄本島の高校で勉学に励む新高校生を郷友会に招いた。皆さんで祝福、激励して郷友会を盛り上げてほしい」とあいさつした。
祝賀会で、敬老会の入会あいさつをした福嶺勝公さんは「私たち47年生まれも、敬老会に仲間入りすることになった。まだ青年のつもりでいたが、郷友会の先輩たちを手本に郷友会活動や地域活動に頑張っていきたい」と述べて感謝の気持ちを表した。
新高校生激励会では、沖縄本島に進学した9人のうち宮國穂乃夏さん(南風原高校)、桃原久実さん(那覇高校)、親里妃呂奈さん(沖縄工業高校)、山川奈緒美さん(同)、新里力君(同)の5人が出席し、登壇して自己紹介した。
代表で桃原さんがあいさつし、「このような素晴らしい会に招いていただき、とてもうれしい。故郷を離れ少し寂しいときもあるが、きょうは、同郷のおじい、おばあから、たくさんの元気をもらった。生まれ島の皆さんを、本当に誇りに思う」と述べて大きな拍手を送られた。