【郷友会便り】約120人が旧交温める/郷友連合会が総会・祝賀会
下地市長も出席
【那覇支社】沖縄宮古郷友連合会(福里栄記会長)は6月30日、2019年度定時総会・叙勲受章者合同祝賀会を那覇市のホテルで開催し、参加した約120人の会員らが互いの旧交を温め合った。下地敏彦宮古島市長や下地幹郎衆院議員も出席した。
祝賀会は、沖縄宮古民謡協会(佐和田方恒会長)の「とうがにあやぐ」「うぷゆうぱい」で幕を開けた。福里会長は「叙勲受賞された皆さんには、これまでの実績をさんぜんと輝く功績として、これからの人生を楽しく有意義に過ごしてほしい」と述べた。
会場では、18年秋の叙勲で瑞宝中綬章の芳澤毅さん(琉球大学名誉教授、平良出身)、瑞宝小綬章の砂川尚俊さん(元那覇防衛施設局施設調整官、同)、19年春の危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章の下地哲彦さん(元海上保安官、両親が平良出身)が紹介された。
出席した芳澤さんと砂川さんには舞台で女性部から花束が贈呈され、会場から盛んな拍手が贈られた。2人はあいさつで、郷友会のこれまでの支援や協力に感謝の言葉を述べた。
来賓の下地市長は「叙勲を受けたお二人を、みんなで祝福したい。今、宮古は元気。これからも宮古は頑張っていくので、郷友の皆さんの支援をお願いしたい」と話した。同連合会顧問の富田詢一琉球新報社会長の音頭で乾杯し、玉城デニー知事のメッセージも読み上げられた。
舞台では、石澤勝枝日舞教室や豊島久美子宮古琉舞研究所による歌謡曲に合わせた創作舞踊・ダンスのほか、来間武男さんの「宮古島夜曲」の歌などが披露されて花を添えた。
総会では、任期満了に伴う役員改選で執行部が提案した福里会長の再任のほか、専務理事に下里博次さん(下地出身)、副会長に来間玄次さん(多良間出身)、理事に砂川博徳さん(上野出身)らの新任を満場一致で承認した。18年度活動・会計決算報告や19年度活動計画・収支予算も承認した。
19年度活動計画では、初企画として在沖の各郷友会の活性化を目的にした公開シンポジウム「宮古のアイデンティティーを語る会」(仮称)の開催を予定している。