市総合体育館建て替えへ/サブアリーナ、武道場も
台風被害で屋根破損/当面は応急修繕で対応
市の総合体育館が新設される。今後少なくとも4~5年を要す大型プロジェクトだが、2020年度には本格始動する見通しだ。サブアリーナや武道場、トレーニング室を備えて規模を大幅に拡充させる。市民の新しいスポーツの拠点として期待が高まる。
市振興開発プロジェクト局が示す現段階の計画概要によると、メインアリーナの床面積は現施設より2100平方㍍大きい約6200平方㍍になる。
収容人員は3000人を想定。現行施設と比べて2000人も多い。
さらに、施設内にサブアリーナやトレーニング室を備える。武道場として利用できる環境も整える。
建設工事に当たっては国庫補助事業を活用する。関係省庁への要請を展開しながら早期採択を目指す。
総合体育館は、昨年9月5日に直撃した台風13号の強風で屋根の一部が吹き飛ばされた。屋根中央に穴が開き、雨がそのまま館内に流れ込んでいた。
この被害を受けて市が建て替える方針を決めた。それまで進めていた大規模改修計画を見直し、新設へと大きくかじを切った。
新設までの間は予算を可能な限り抑えた工事で屋根を応急的に修繕。新しい体育館を建てるまでの間は既存の体育館でしのぐ。
使用料、4月変更/消費増税で各施設
昨年10月の消費増税に伴い、4月1日から市体育施設の使用料が変わる。
総合体育館は現行の2時間100円(一般)から110円になる。学生は50円から55円に改められる。
陸上競技場も学生・一般が現行の100円から110円に。高校生以下は現行50円から55円となる。競技場付設のトレーニング室は2時間の利用で中・高校生が110円、学生・一般は220円に改定される。