8月7日~8月13日
ニュースウィークリー
8月7日~8月13日
農作物被害は6300万円/台風9号
県宮古農林水産振興センターは6日、台風9号接近に伴う宮古地区の被害状況をまとめた。農林水産物ではサトウキビで6300万円の被害があった。ただ、この金額には塩害が含まれていないため、今後の天候次第では被害の拡大が懸念される。このほかオクラで33万円の被害。けが人など人的被害はなかった。(8月7日掲載)
宮古空港終日混雑/台風9号余波
台風9号の影響で6日、宮古島空港発着の18便が欠航になり、約1500人の乗客に影響が出た。前日の5日は宮古発着便が全便欠航となったこともあり、空港ロビーはキャンセル待ちなどの乗客で終日混雑した。ターミナル内では壁に設置されたベンチはいっぱいになり、床にシートを敷いて座り、番号を呼ばれるのを待つ乗客の姿も多かった。(8月7日掲載)
普通交付税が県内最高額に/合併効果
総務省は5日、地方公共団体に交付する2011年度普通交付税額を決定し発表した。宮古島市は127億8234万円で、05年の市町村合併による特例算定が続くことから、前年度に引き続き県内市町村の最高額の交付が決定した。10年国勢調査人口(速報)での人口減少があったことから、昨年度を1931万円(0・2%)下回った。合併特例措置のある15年度までは現行の水準を維持する見通しだが、それ以降は段階的に大幅減額される。(8月9日掲載)
ガソリン税軽減措置の延長要請/りゅうせき
沖縄復帰特別措置法の期限切れが2012年5月14日に迫る中、軽減措置がとられている揮発油税(ガソリン税)の措置継続を求めて、県内石油小売業界が要請に動き出した。りゅうせきグループは、同離島販売店会の要請書を9日、宮古島市に提出。同法の軽減措置継続と、県の「石油製品輸送等補助事業」の継続について協力するよう求めた。(8月10日掲載)
一括交付金で意見交換開始/知事と県内市町村
仲井真弘多知事は9日、次年度からの導入を目指す「沖縄振興一括交付金」について、宮古島市を含む県内市町村長との意見交換会を開始した。同交付金の導入により、国主導の交付措置から地方主体の財源に切り替わる。予算の自由度が高まり、地方分権をさらに促進する効果を持つため国は、第4次沖縄振興計画の切れる2012年4月から沖縄県で先行実施したい考え。交付額は約3000億円程度を見込む。(8月11日掲載)
ラムサール登録向け大きく前進/国指定保護区公聴会
環境省那覇自然環境事務所は10日、与那覇湾と池間島を国設の鳥獣保護区指定に向け、利害関係機関の代表から公述人として意見の陳述を求める公聴会を市中央公民館で開催した。県、市、観光協会や漁協の組合長らが出席し両地区の指定に向け意見を述べた。公聴会で国の鳥獣保護区指定に公述人が全員賛成したことから、2012年に与那覇湾のラムサール条約登録に向け大きく前進した。(8月11日掲載)
サトウキビ夏植え開始/収量アップ期待
2011-12年産サトウキビの夏植えが、始まった。土の状態は、台風9号がもたらした雨の湿りが残りほどよい。夏植えは、10月ごろまで行われ、農家は忙しい日々が続く。平良久貝に住む60代の男性は12日、植え付け作業を頑張った。品種は、多収量と高い糖度が期待される「農林27号」。男性は、同害虫の駆除による収量アップに期待した。(8月27日掲載)
スーパー混雑空の便は満席/旧盆入りで
先祖の霊を迎えて供養する年中行事の旧盆が、12日から始まった。宮古では「ストゥガツ」と呼び、旧暦の7月13~15日の3日間行う。旧盆入りを控えた11日、市内のスーパーや市公設市場は仏壇に供える果物や料理の材料を買う人で混雑した。旧盆里帰りの客を乗せた空の便は、全便満席となった。(8月13日掲載)
仏前で健康と子孫繁栄感謝/旧盆のンカイ
旧盆(ストゥガツ)の「ンカイ(迎え)」に当たる12日、宮古の仏壇のある家庭では、先祖の霊を後生(グソー)から迎え、仏壇にあの世の杖とされるサトウキビ、豚肉料理のごちそう、もち、菓子類などを供え、家族や親族の健康、子孫繁栄、無病息災を祈った。(8月13日掲載)