行雲流水
2012年2月29日(水)22:39
「宮古島のイベントは多すぎる」(行雲流水)
イベントが多すぎてボランティアに大きな負担が掛かっている現状にかんがみ過日行事の整理統合を検討する意見交換会が開かれた。紛れもなくちまたには「宮古島のイベントは多すぎる」の声は充満している
▼旧平良市時代そのことをいち早く実感した文化協会は同協会や他の団体がかかわる主催・共催・後援・協賛の開催行事の月別実態について調査に乗りだしたことがある
▼その結果によると「文化の日」が設定されている11月は特に際だって多く今日も明日も宮古島のどこかでは連日行事が展開されていた。一日に複数の行事が同時に進行することも珍しくはなかった
▼義理人情がからんで出席や参加を要請される地元住民は毎日〝お出掛けさん〟となり高齢者や幼児を抱える若夫婦は困り果てていた。昨今は島外移住者がこまめに参加。会場は何とか体裁を保っているようだが
▼宮古には「ピィトゥタイプリ」という言葉がある。何かが世間から注目されるとすぐに飛びつき他人が築いたノウハウに便乗して自己顕示するということである。商売の場合〝自己顕示様〟が多出すると競争激化となり結局共倒れとなってしまうこともある。現に宮古島ではこの種の破綻は少なくない
▼研修会と称し島外から講師を招いて主催するいかめしい○○団体・○○研究会も多い。しかし主催団体の実相はわずか2~3人の〝お友達〟だったりすることも多々あると聞く。遅きに失したが行事の整理統合は確かに急務である。