美ぎ島net
2012年5月19日(土)22:55
早寝、早起き、朝ごはん/宮古島市食生活改善推進員
“食改さん”地域で活躍/生活習慣病予防の食育で
市民の健康保持増進のため組織的に栄養や食生活の実践活動を推進しようと「宮古島市食生活改善推進員協議会」が市健康増進課で実践されている。今年度の活動テーマは「地域食材を活用し食卓を健康食で彩どろう」「伝統食や行事食を若い世代に伝えよう」の2点。地域で活躍する食生活改善推進員(砂川美枝子会長)は人。地域の「食改さん」と呼ばれ、それぞれのテーマに沿った市民の健康づくりに協力する。
今年度の重点活動は、健康食メニューづくり、親子の食育、食育推進事業協力、食改推進事業普及活動など。島野菜を活用したメニューを考案し普及のためのテレビ放映、小中校生を対象にした食育推進事業の協力などで7班に分かれ地域活動に専念する。
この日は、西辺中学校で食育事業プログラムの調理実習があり、濱元潤子栄養士の指導の下、4人の食改さんの協力で1・2年生が全員で朝食を作った。
生徒たちは、食改さんの手ほどきでかつおだしの取り方や、卵焼きの作り方、ブロッコリー、ニンジンを使ったソテーの作り方をマスターし、ご飯、みそ汁、卵焼きとソテーの朝食を用意した。最後に濱元栄養士を中心に1日分のカロリーに達しているかどうかのバランスコマ埋め作業を楽しんだ。
2000年から国が「健康日本」で、世紀の国民健康づくり運動が始まった。同協議会では2001年度より中学生を対象にヘルスサポーター21事業に取り組んだ。さらに2009年から市立校を対象にした本事業がスタートした。今年度の食育推進事業は「早寝、早起き、朝ごはん」をテーマに小学校4校(平一・下地・狩俣・城辺)、中学校3校(西辺・鏡原・佐良浜)が対象校で、4回の食育授業の中で生活習慣病予防のためのカリキュラムをこなしていく。