がんずううやき
2012年6月27日(水)22:47
伊良皆 サダさん(89歳)(平良字下里)
娘、息子に感謝
1923(大正12)年4月11日生まれ
23日に行われた慰霊の日に合わせて、小学校時代からの友人と集い、昔の記憶を思い返した。みんなが口々に語るのは当時の苦労話。「ご飯が食べられない日もあったね」「少ない食糧を分け合っていたさ」と、語り合った。
「自分の若い頃と今の子たちを比べると、ぜいたくな暮らしになった。食べ物に対して好き嫌いという言葉は一昔前は考えられない」と話した。
一人暮らしを気にして島外に住んでいる子どもたちが電話を掛けてくる。「一緒に暮らそう」と、よく言われるが生まれ育った宮古島を離れられない。いつも気に掛けてくれる優しい子どもたちに感謝しているという。
今年3月に孫の結婚式に出席した。そのときに見た晴れ姿に感動し、心に決めたことがある。それは孫、ひ孫の結婚式に出ること。「ひ孫はまだ小さいが、長生きして見とどけたいね」と、その日が待ち遠しそうだ。
子ども3人、孫5人、ひ孫3人。