沖縄総合事務局・沖縄県並びに宮古島市は今年度「沖縄都市緑化祭」を１カ月後の１０月１２日マティダ市民劇場で催す。関連主行事として「都市緑化コンクール」の入賞表彰式も催される

▼同コンクールは緑豊かな都市づくりをめざして都市緑化に貢献したすぐれた実績の団体および個人を表彰し広く都市緑化の普及と啓発を行うことを目的に公共部門と民間部門における緑化顕著な庭園等を表彰している

▼コンクールには全県の市町村が対応し今回の審査には海洋博覧会記念公園管理財団理事長を委員長に沖縄県総合事務局次長・沖縄県土木建築部長・宮古島市建設部長・沖縄県造園建設協会会長・琉球新報社事業局長の諸氏が委員としてあたる

▼応募は去る８月３１日締め切られた。宮古島市からは例年にならい宮古島市市民運動実践協議会グリーン部会が「緑の街角賞」の入賞庭園２件と１個人を推薦。同コンクール窓口担当の宮古島市都市計画課がまとめて応募した

▼宮古島応募の民間部門庭園は毎年高く評価されており１９９４年の優秀賞入賞を皮切りに沖縄県知事賞の「最優秀賞」や総合事務局長賞などの「優秀賞」にはこれまで指に余る庭園が入賞

▼シンガポールが〝東洋の真珠〟と賞賛されるまでに観光国として成長発展したのは天然資源の乏しさゆえの逆転発想で全国緑化による緑豊かな潤いある国づくりを推進したからだと言われている。人は行き先に迷って四辻に立った時緑豊かな通りに自然と足を向けると言う。市街地の緑化は通り活性化の礎ともなり得るのである。