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【特集】新年号
2013年1月1日(火)8:47

島で活躍する人々/伊良部

収穫量 県1位が目標
600トンを見込む/2012年-13年産キビ

土づくりに工夫/久貝繁さん(74)

キビの多量生産で県1位を目指している久貝繁さん

キビの多量生産で県1位を目指している久貝繁さん

 農家の2012-13年産サトウキビの多量生産で、沖縄県1位を目指している久貝繁さん(74)=伊良部字伊良部=が話題を集めている。久貝さんは、生産量が約600㌧、金額にして約1200万円を予想している。キビは気候の冷え込みで順調に育っており、宮古製糖伊良部工場の今期製糖終了近くに収穫される見通し。


 久貝さんは3年前、515㌧を収穫。平均甘藷糖度は13・72度あった。県さとうきび競作会の多量生産部門では2位に選ばれ、県農林水産部長賞を受賞した。

 今期産は過去最高記録を更新する豊作。キビは夏植えで収穫面積は約6㌶。キビ品種は農林27号と同21号。

 久貝さんは「宮古製糖伊良部工場でサトウキビを搾った後に出る副産物のバカスは、伊良部堆肥センターに運ばれ、魚の粉骨などを混ぜて肥料が作られる。その肥料をキビ畑に使うと、キビの成長に大きな効果が出る。作付け後の肥培管理も大事」と強調する。

 上里さんは、伊良部中学校を卒業した年に農業に従事し、今年で農業歴60年のベテラン。「農業は相棒がいないとできない。妻の支えは大きい。妻と一緒に沖縄一の多量生産を目指す」と決意を新たにしている。


 ボランティアで支援へ/商工会女性部
2月開催の伊良部島マラソン


新年の活動に向け意欲を見せる(前列左から)監査・渡久山久仁子さん、部長・玉元さん、副部長・漢那さん、福島さん(後列左から)池間さん、山口さん、監査・渡久山ひろみさん

新年の活動に向け意欲を見せる(前列左から)監査・渡久山久仁子さん、部長・玉元さん、副部長・漢那さん、福島さん(後列左から)池間さん、山口さん、監査・渡久山ひろみさん

 市伊良部商工会女性部は昨年4月、任期満了に伴う役員改選で新執行態勢が動き出した。任期は2年。新部長に就任した玉元信子さんは「伊良部の活性化に向け、力を合わせて頑張りたい。2月開催予定のロマン街道・伊良部島マラソンでは、ボランティアで支援し成功させたい」と意欲を見せている。

 事業計画の基本方針では、女性経営者として資質を磨き、働く女性の地位向上と併せて商工会女性部としての役割と使命を常に意識し、女性的な視点で地域の特性と課題を研究し、豊かで住み良い環境つくりを掲げている。活動では▽花いっぱい運動▽クリーンキャンペーン▽地域活動および奉仕活動-を積極的に推進していく。

 伊良部島マラソンは、風光明美な伊良部の自然の醍醐味を満喫しながら楽しく走ることにより、健康増進を図り、併せて地域活性化の促進に寄与するのが目的。

 コースは、下地島一周し、伊良部島の白鳥崎折り返しのハーフコース(21・1㌔)、下地島一周のAコース(14・6㌔)、下地島外周路を折り返すBコース(7㌔)、伊良部島と下地島をつなぐタイコ橋・仲米橋を駆けるファミリーコース(2・3㌔)の四つ。ここ数年千人以上が参加し、思い思いのランを楽しんでいる。

 玉元部長は「ロマン街道・伊良部島マラソンでは、安全面を重視して取り組みたい。また女性ならではのしなやかな視点が重要。全部員で知恵を出し合い、例年以上に盛り上げたい」と意気込む。

 写真撮影に協力した部員は次の皆さん。(敬称略)
(前列左から)監査・渡久山久仁子、部長・玉元信子、副部長・漢那幸子、福島典子(後列左から)池間富士子、山口淳子、監査・渡久山ひろみ

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