目指せ！Ｊリーガー

放課後になると元気にボールを追いかける子どもたち。サッカーが大好きだ＝下地小グラウンド

　下地小学校の低学年児童で構成されるサッカーチームの活躍が光っている。昨年11月に開催された宮古毎日新聞杯全宮古少年サッカー大会低学年の部で優勝した。放課後になるとグラウンドに飛び出してボールを追いかける子どもたちの表情は、笑顔にあふれている。

　２年前に結成された。役所に勤める平良研三さんが指導し、サッカーの楽しさを伝えている。平良さんの指導に従って子どもたちはめきめきと上達した。

　平良さんは「基本は、好きなように、自由にサッカーを楽しんでもらっている。低学年の段階で戦略とか難しいことは教えておらず、ただ伸び伸びと楽しくやりなさいということを言っている」などと話し、子どもたちに優しいまなざしを向ける。

　その言葉通り、子どもたちは笑顔いっぱいボールを追いかける。好きなサッカーだから練習も苦にならない。ひたすらゴールを目指して走り続けている。

　チームのエースで宮古毎日新聞杯で最優秀選手（ＭＶＰ）賞に輝いた２年生の洲鎌太陽君は「ドリブルが好きだけど、サッカーでやることは全部好き。シュートを決めたときはとても気持ちいい」と感想。将来の目標を聞くと「プロサッカー選手」ときっぱり。「香川選手のようなプロ選手になりたい」と話した。

　昨年10月にチーム入りした同じく２年生の洲鎌芭琉君は「サッカーがとても楽しい。ぼくもチームの一員としてチームのために頑張りたい」と話した。

　楽しんで宮古一に輝いた下地イレブンは、きょうも笑顔でサッカーボールを追いかけている。