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美ぎ島net
2013年1月26日(土)22:30

それぞれ豊かな個性が開花/絵画サークル「彩画会」

第1回「彩画会展」に意欲/ブックカフェ ブレス


合作によって制作したポスターを中心に会員がそろう。テーマは「結い&絆」右端が与那覇淳会長

合作によって制作したポスターを中心に会員がそろう。テーマは「結い&絆」右端が与那覇淳会長

 社会教育の一環で行われた水彩画教室を通し、講師の與那覇淳さんを中心に絵画サークル「彩画会」が結成された。5年目を迎えた今年、個性豊かなメンバーがグループ展を開催するに至った。2月12日から16日まで、「和風亭」東隣りのブックカフェ ブレスで行われる。現在会員は19人、今展は11人の会員が出品、水彩画を中心にした宮古の風景や心象、イラストなど約25点が展示される。中にはクレパスやポスターカラーを駆使した抽象画もあり、多彩な作品が楽しめる。



講座がサークル活動に高校生の意識向上図る

 2007年度・08年度の市教育委員会・上野公民館主催で水彩画講座が開講され、講座終了後にサークル結成の話が持ち上がった。講師の與那覇さんを会長に絵画サークル「彩画会」は誕生した。油彩画や水彩画、イラストなど絵画全般の創作活動を通し、画力の向上と、会員相互の感性や人間性を高め合い親睦交流を深めることを目的とする。

 会員の資格は高校生以上で島から転出しても会員の資格を有するとし、今回もアメリカ・テキサス州と北海道、大阪在住からも出品がある。與那覇会長は「資格を高校生以上としたのは、美術教育向上の一翼を担うことになれば幸い。将来、美術関係の学校や大学を目指す若者たちの美意識を高めることや情報収集に役立つことにつなげていきたい」と話し、今回出品する佐和田千尋さんは宮古高校3年生で大阪の専門学校に入学が決まっている。

創作活動に力を年1回の絵画展に

 絵の技術向上を図りながら、絵画制作活動を通して語り合い、サロン的雰囲気の中で人間性を高め、生きて行く上で大切な真の豊かさを追求していくことがねらい。與那覇会長は「仕事などが縁で宮古に住み入会してきた会員が宮古を離れても、年に1回の彩画会展を通して交流を続けることで、宮古に縁のある会員が全国に広がることを期待する」と話し、会の発展を願う。

 主な活動は、月2回(第1土曜日と第3火曜日)の定例会。そこでは、基礎デッサンや技法の習得、静物画を中心とした絵画制作。スケッチピクニックの実施。親睦交流事業など。今展では、初めての出産を体験して作品にした砂川清美さんの「生命の神秘」など、話題作が多く、会期中は、会場に足を運び作者との会話を楽しんでほしいと来場を呼び掛ける。

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