4月28日~5月3日
ニュースウィークリー
4月28日~5月3日
新宮古病院でトレーニング/課題、問題点を抽出
6月の新病院開院に向け準備を進めている県立宮古病院の新病院における初の全体トレーニングが27日に実施された。関係者200人以上が参加し、電子カルテ導入に伴う診療体制の確認や実際に患者が来院したことを想定した訓練で問題点、課題点を確認した。(4月28日掲載)
大野越公園に展望台が完成/高さ10㍍
宮古島市が宮古青少年の家に通じる道路右側の高所で建設を進めていた、大野越公園展望台施設がこのほど完成。27日、開所式が行われ、本格的な供用を開始した。地上から最上部のデッキまでの高さは約10㍍で、海抜は約50㍍。招待された子供たちは、大野山林を見下ろして感嘆の声を上げていた。新展望台は、渡り鳥で市鳥サシバの重要な観察ポイントになりそうだ。(4月28日掲載)
「4・28」は「屈辱の日」/宮古で政府式典に抗議
4・28政府式典に抗議する「屈辱の日」宮古地区大会が28日午前11時から、市役所平良庁舎玄関前の駐車場で開かれた。この大会は、政府が沖縄を日本の政権下から切り離したサンフランシスコ講和条約を発効した1952年4月28日を「主権回復の日」とし、東京で同午前11時から開催した「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」に合わせて開かれた。約300人(主催者発表)が参加。政府の主権回復の日の位置づけに抗議し「4・28は沖縄の屈辱の日」と怒りのこぶしを突き上げた。(4月30日掲載)
宮古関係者4人に栄誉/13年春の叙勲
2013年春の叙勲受章者が29日付で発令され発表された。今春の叙勲で宮古関係者は計4人。宮古島市在住の川田正一さん(元上野村長)をはじめ沖縄本島在住では垣花豊順さん(琉球大学名誉教授)、池間武俊さん(元県警本部刑事部長)、砂川正男さん(元沖縄市収入役)が受章の栄誉に輝いた。(4月30日掲載)
拠点産地化盛大に祝う/JAオクラ部会
宮古地区におけるオクラの県拠点産地化を祝う祝賀会が30日、JAおきなわ宮古地区本部ホールで開かれた。JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会オクラ専門部会の部会員をはじめ農業関係団体の代表らが参加して拠点産地の認定を喜んだ。同部会の國仲常夫部会長は「県の拠点産地に認定された以上は右肩上がりの生産を続けていきたい」と話し、宮古産オクラの一層の生産拡大に向けて決意を示した。(5月1日掲載)
難病、がん患者を支援/市が航空運賃の助成開始
宮古島市は4月から、難病やがん患者らの市外通院治療に伴う航空運賃の一部助成を開始した。助成額は1回で往復1万円(片道5000円)を上限とし、年度で2回まで認める。今年度予算は、180万円を計上した。航空運賃の一部助成交付制度は、難病患者などの経済的負担軽減を目的に実施する。(5月1日掲載)
12年度受託は延べ7709頭/和牛ヘルパー事業
JAおきなわ宮古地区畜産振興センター畜産部のまとめによると、畜産農家が2012年度に、和牛ヘルパー事業を利用して飼養管理などを委託した牛は、延べ7709頭に上り、前年の6281頭より1428頭(22%)増えた。受託料金は同比183万円(15%)増の1374万円。利用実績は、事業の便利さの浸透や農家の高齢化に伴い、急増傾向にある。(5月2日掲載)
新宮古病院に車椅子を贈呈/庭瀬さんが5台
愛知県名古屋市在住の庭瀬清子さんがこのほど、6月3日に診療を開始する新しい県立宮古病院に車椅子5台を寄贈した。同病院の安谷屋正明院長は感謝状を贈呈し、庭瀬さんの厚意に感謝を込めた。宮古島にたびたび訪れて長期滞在している庭瀬さんは1995年から99年にかけて宮古病院を利用、これが縁となって交流が始まった。今回の車椅子は、新病院の診療スタートを前に、恩返しの意味を込めて贈った。(5月2日掲載)
男性を窃取で免職処分へ/公金私的流用問題
宮古島市の男性職員が公金を私的に流用したとされる問題で、市としての処分内容を審査する市職員懲戒分限審査委員会(委員長・長濱政治副市長)が2日、市役所平良庁舎で開かれた。委員会では今回の男性の行為を公金窃取と判断。具体的処分内容は7日に下地敏彦市長へ報告されるが、市職員の懲戒処分に関する指針に従い、男性には免職の処分が下されるものと見られる。(5月3日掲載)