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美ぎ島net
2013年6月30日(日)9:00

市民の健康づくりサポート/健康づくり推進員

行政に反映させるパイプ役


真っ赤なTシャツのユニホームで、市民に元気を配る健康づくり推進員の皆さん=20日、下地保健センター

真っ赤なTシャツのユニホームで、市民に元気を配る健康づくり推進員の皆さん=20日、下地保健センター

 市民一人一人が生涯にわたって心身ともに生き生きと生活できるよう、行政や関係機関などと一体となり地域ぐるみの健康づくりを推進する市民ボランティア「健康づくり推進員」(下地節子会長、49人)。毎月の定例会を中心に、体操教室の手助けやノルディック体験会、健康ウオーキングなど、事務局のある下地保健福祉センターを拠点に活動する。市健康増進課健康づくり係の2013年度の年間計画の目標は「ノルディック史跡ウオークの

植物園隣の子どもの広場で、母子推進員を対象にノルディックウオーキングの指導を行う推進員

植物園隣の子どもの広場で、母子推進員を対象にノルディックウオーキングの指導を行う推進員

実施」「健診受診率の増加」で、推進員は定例会の中で知識の習得に努める。


 自らの健康増進を図りながら、行政と一体となって地域の健康づくりにも積極的に活動する推進員。月1回の定例会では、マシン・健診・サロン・史跡・運動の勉強会など、基本的な知識を身につけると共に、体操教室や集団検診、婦人健診の補助活動なども行う。最近では、人気の高まるノルディックウオーキングの指導も活動の一つとして欠かせないものとなった。

 推進員は、宮古島市保健大学校(健康づくり推進員育成講座)を終了し、推進員活動の趣旨を理解、積極的参加の意思を有する者に市長が委嘱するボランティア活動。各種保健事業への呼び掛けなど啓発活動を行い、リーダーとして市民の健康づくりを支援し、地域においては、各種団体、組織と連携して主体的に活動する。

 20日に行われた6月の定例会では、グループホームの訪問や、下地のサニツ浜で月1回行われている市民参加のノルディックウオーキングの指導、サロンでの体操指導などが報告された。ユニホームの赤のTシャツで参加した推進員は、下地会長と相談員の平良真菜美さんを中心に来月の行事などを確認していた。

 22日は午後から植物園隣の子どもの広場で、母子推進員(砂川春美会長)のノルディックウオーキング体験があり、推進員らが指導した。初めてポールを握るという中佐古美奈代さんは「思ったより難しい。でも、慣れてくると楽しい」と感想を話し、ポールを持つ手と足の動きに集中していた。砂川会長は「これまでチャンスがなかったが、これからは大いに活用してみんなで健康を目指したい」と話した。

 23日は平良の腰原公民館で婦人会(新城美津枝会長)を対象とした健康体操教室があり、下地会長ほか4人の会員が講師を務め、指導にあたった。まず最初にウオーミングアップでストレッチ、体をほぐしながら全身運動を習得した。筋トレでは、おなかの筋肉を鍛える運動を、クールダウンで徐々に高まった体の熱を逃がしていく運動に努めた。

 健康運動指導士で相談員の平良さんは「体操教室など地域に受け皿ができたことはとても活動しやすくなったが、推進員さんが平良に集中しているという現状があり、地方に浸透させるにはまだ努力が必要。また、教室に参加する市民はほとんどが女性で、男性の参加を促すのが大きな課題」と話す。

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