がんずううやき
2013年11月29日(金)9:00
川田 英二さん(84歳)(上野字野原)
畜産で悠々自適
上野字野原の田園の一角に川田さんの牛舎がある。現在「牛を8頭飼っている。貧農の出で、昔の苦労はひと口では言い表せないね。運良く質の良い種牛との出合いがあって、それからだね暮らしが良くなったのは。種付けで一財産つくりました」と語る川田さん。
牛舎に隣接する畑には奥さんのシゲさんと長男の姿が。それを横目に川田さんは「平和はいいね。戦争では多くの友人、知人が亡くなった。がんずうで残っているのは私一人くらいかな」と語る。
朝は6時に起き、ゆっくり朝食を済ませた後、牛舎に向かう。そして「夕方にはグラウンドゴルフを楽しんでいる。喫煙はやらない。酒も付き合い程度。食事は何でも、昔を思えば何でもおいしい」と川田さん。牛舎で過ごす日々が健康の源らしい。島外や県外に住む子や孫たちを訪ねるのが一番の楽しみというシゲさんが「お父さんはがんずうで、百歳まで生きるんじゃない」と言い、二人笑った。
子4人、孫12人、ひ孫8人。
1929(昭和4)年8月15日生まれ