地域挙げてフリマや舞台発表/下地児童館母親クラブ
14日、「母親クラブ」手作りフェスタ/フィリピン台風30号災害支援チャリティーフェスタin下地
沖縄県地域活動連絡協議会「みらい子育てネット」の傘下にある宮古島市下地児童館「母親クラブ」(藤原菜穂美会長)は、活動の一環として台風災害に見舞われたフィリピンの人たちに義援金を送ろうと、14日午前11時から下地農村環境改善センターで「チャリティーフェスタ in下地」を開催する。来間真利子館長は「下地は特にフィリピンから嫁いでいる女性が多く地域活動も積極的なことから、同市民として支援していきたい」と話し、協賛団体は、下地保育園・幼稚園・小・中学校、来間幼小中学校、入江保育園・学童クラブ、下地総合スポーツセンター、下地フラサークルなど、地域を挙げて開催される。(佐渡山政子)
「母親クラブ」とは
「まちの子は みんなわが子」を合言葉に、子どもたちの健全育成のために地域ぐるみでボランティア活動する組織。活動は「親子や世代間の交流」「児童養育に関する研修」「児童事故防止」「児童福祉の向上」「日曜児童館利用」など、児童館の中に併設されたクラブ。下地児童館母親クラブは、1997年にスタート、最初、読み聞かせの会など地域の母親たちを中心に活動が広がっていった。
フェスタの取り組みは
今回の「フィリピン台風30号災害支援チャリティーフェスタ」の開催は、母親クラブのメンバーでもある砂川ジュディさんからの報告で、みんなで支援したいと母親クラブが動き出した。学校や地域に呼び掛け実現の運びとなった。藤原会長は「フリーマーケットや屋台で捻出した義援金を送ることで、せめて子どもたちが温かいクリスマスを迎えることができたら」と話し、何度も話し合いを重ね手作りのフェスタにしたいと意気込む。
11時からスタートするフリーマーケットは衣類や靴、カバン、瀬戸物など数々で、10円から販売される。正午からスタートする屋台では、やきそば、たこ焼き、豚汁、フライドポテト、アメリカンドッグ、おにぎりセットの他、フィリピン料理も販売される。
午後からの舞台発表では、幼・小・中校生をはじめスポーツクラブやフラサークルの演目に加え、フィリピンの民族芸能も数多く紹介される。