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【特集】新年号
2014年1月1日(水)8:52

海から直送 鮮度抜群/喜翁丸

海の男たち消費者へ提供


昨年はダイバンカツオ(大物カツオ)の大漁で喜びに沸いていた乗組員ら。写真撮影に協力した乗組員は次の皆さん。(敬称略)、(手前右から)池間典次(56)、伊舎堂武雄(70)、浜川輝一(61)、(後列右から)船長・漢那竜也(37)、仲間優作(27)、友利厚(60)、漢那一茂(59)。

昨年はダイバンカツオ(大物カツオ)の大漁で喜びに沸いていた乗組員ら。写真撮影に協力した乗組員は次の皆さん。(敬称略)、(手前右から)池間典次(56)、伊舎堂武雄(70)、浜川輝一(61)、(後列右から)船長・漢那竜也(37)、仲間優作(27)、友利厚(60)、漢那一茂(59)。

 伊良部漁協(漢那一浩組合長)所属のカツオ一本釣り漁船「喜翁丸」(9・9㌧、漢那竜也船長)の2013年11月末現在の漁獲量は約500㌧と、前年比100㌧多い好成績を推移した。


 特に1匹の重さが12㌔前後あるダイバンカツオ(大物カツオ)の大漁に恵まれ、乗組員とその家族らは喜びに沸いていた。

 漢那組合長の長男、漢那船長(37)は「今年は喜翁丸が進水式をしてから船齢40歳の節目を迎える。大きな記念すべき年であり、船霊様に神酒やごちそうを供え、航海安全と大漁を祈願する。乗組員らと一緒に盛大な祝杯を上げたい」と決意を新たにする。 

 喜翁丸は、尖閣諸島漁場と宮古近海漁場で主に操業を展開する。新年早々から同諸島漁場でウブシュウ(和名スマ)漁に着手すると40年となる。これまでの1日の最高漁獲量は約3㌧。

 漢那船長は「尖閣諸島漁場は波が高く、潮の流れが速い。航海安全が第一。今年も乗組員のチームワークの良さで大漁したい」と強調する。

 今の時期にウブシュウには脂が乗り、1匹の重さは3~4㌔。キロ当たりの販売価格は600円を予定。消費者には絶大な人気があり、毎年冬の味覚として買い求める人が多い。

 同諸島漁場は、伊良部島から北西160㌔以上沖に位置する。漁船の片道航海は7~8時間。漢那船長らは今月上旬ごろ、荒波を乗り越え、ウブシュウ漁に挑む。

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