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美ぎ島net
2014年3月9日(日)8:55

多様化する男女参画の学びやに/宮古島市働く女性の家

1年間の成果を発表/2013年度「ゆいみなぁフェスタ」


美しいハーモニーを聴かせたコーラス「ポップ」

美しいハーモニーを聴かせたコーラス「ポップ」

 ゆいみなぁフェスティバルが2月23日、宮古島市働く女性の家(足利利枝子館長)で開催され、6サークル2講座の作品展示、11の舞台発表で終日にぎわった。「ゆいみなぁ」で親しまれる女性の家は、女性や子育て中の母親、趣味のグループなど多くの市民が利用し、健康、趣味、文芸、講座など多様な活動で男女の学びやとして活用される。働く女性の仕事と家庭、その他の両立が図れるようサポートし、充実した生活がおくれるような講座なども開催、就労支援を目指し、場を提供することで女性の自立、社会参画の推進を図る。この他、ファミリーサポートセンター事業や沖縄県女性海外セミナー「女性の翼」事業など女性が自立するためのサポートも積極的に行われている。年々利用者状況も高まり、2012年度は創立以来最も高い数値14,962人を記録した。

 午前にスタートした舞台発表は、足利館長の日舞(元禄花見踊り)で幕開け、コーラス・ホップの歌声と続いた。ヨーガでは講師の呼びかけで参加者が笑いのヨーガを体験、舞台と会場が一つになる場面もあった。昨年から活動を始めた宮古吟詠会も「久松五勇士」などの詩を吟じた。3B体操のすなかぎグループは、砂川カズ子さんを中心に活動するようになって5年、息もぴったりの体操を披露した。

 昨年、健康体操として取り入れた太極拳。講師の佐久川稔さんがリードして会場の皆さんと共に体を動かした。また、昨年女性の翼に参加した平良久美子さんはイギリスでの研修報告を、スライドを使って紹介した。シャンソン歌手の大地緑さんを中心に行われたボイストレーニングでは、受講者がなじみ深い愛唱歌を歌うなど、和やかな雰囲気が披露された。

 フラグループのダンスや、子育て中のママさんグループ「AYAGU」の歌声など、楽しみながら活動する様子が紹介され、参加者を楽しませた。最後は、「大地さんのシャンソンを歌う」で数曲披露され、プロの歌声を満喫した。

 展示部門では、書道の麗泉サークルや秋津書道、しきなみ短歌会、ゆいみなぁ俳句会の作品をはじめ、エコクラフトやパッチワーク、編み物、生け花などが展示され、見事な出来栄えに参観者は感嘆の声をあげていた。2007年からスタートした書道教室の「麗泉クラブ」は子どもや大人たちの修練の場にもなっており、毎週水曜日午後5時から軽運動室で行われている。この日は子どもたちの作品45点に、講師4人の大作も展示され、参観者の目を引いていた。
 

 課長補佐の漢那隆子さんは「館を利用する皆さんの1年間の成果発表ですが、今年度の講座は特に健康に力を入れた。利用しやすいように土・日曜日の昼に高齢者向けの講座を組み、平日は夕方、中高年という形で時間帯も工夫した。次年度は、市民の声を繁栄させ充実した講座を組みたいと考えている」と話した。

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