人(ひと)
2014年5月17日(土)8:55
宮古教育事務所長/田場秀樹さん(58歳)
「現場の声に対応したい」
「トップダウンではなくボトムアップの教育行政を」-。4月1日付で県教育庁宮古教育事務所長に就任し、宮古地区の学力向上に向けた取り組みに全力で取り組んでいる。
所長としての仕事については「3月まで市の教育部長として仕事をしてきたので教育行政の市の課題も把握できているし、多良間村教委との顔つなぎもできているので課題も共有もされいることが今の仕事に大きく役立っている。これまでの経験を生かしてしっかり取り組んでいきたい」と述べた。
14年度の取り組むべき重点事項として▽確かな学力の向上▽教職員の資質・能力の向上▽教育課程の効果的な推進▽特別支援教育の充実-に意欲を示す。
学力向上対策については「指導主事の学校訪問をこれまで以上に積極的に展開し、各学校の授業の質を向上させていきたい。また、市教委が9年間を見通した家庭学習の確率を目指して取り組む『家庭学習のすすめ』についても宮古島市、多良間村と連携を密にして学力向上に向けた取り組みを展開していきたい」と述べた。
学校現場との連携については「トップダウンではなく、ボトムアップで教育行政を進めていきたい。現場がやりたいと思うこと、目指すことのために行政としてできる限りの支援をしていきたいと思う」と話した。
田場 秀樹(たば・ひでき)1956(昭和31)年3月5日生まれ。58歳。平良字西里出身。九州産業大工学部卒。81年の伊良部小を皮切りに教員生活をスタート。2000年に北小教頭、08年に鏡原中校長などを経て、11年に市教育委員会教育部長。14年4月に宮古教育事務所長。趣味はバドミントン、座右の銘は「格物致知」