「誰とでも仲良く」

浜川節子さん

　「誰とでも仲良くすれば自分の得となり、人生が楽しくなる」と健康で長寿の秘けつを明るい表情で語る。

　節子さんは２２歳の時に浜川長栄さん（当時２４歳）と晴れて夫婦（めおと）になった。長栄さんはカツオ一本釣り漁船の乗組員を経てカツオ節製造工場の工場長に昇格した。

　「昭和３０年代、主人、子供と一緒に連絡船で宮古本島の平良に渡り、映画を鑑賞するのが楽しみだった」と振り返る。
　長栄さんは７年前に亡くなった。

　
　「毎日、故主人方の故両親、それに私の故両親の遺影にお茶を供え手を合わす。『主人と私を生んでくれた両家の両親、ありがとうございます』と感謝する」

　郷土料理では「ワーブニジル（豚骨汁）が美味しい。ダイコンや昆布の具材を入れ、ゆっくり煮込むとうまみがたっぷり出て最高の味となる」と笑顔で語った。

　子供５人、孫１５人、ひ孫５人。
　１９３４（昭和９）年１１月３日生まれ