平良
「みんな集まれー」/「ひらら児童館」4月供用開始
子育て支援の拠点に
地域の子供たちの居場所づくりや健全な遊びを与え、健康増進と情操を豊かにすることを目的とした「ひらら児童館」が今年4月の供用開始に向け、工事が急ピッチに進められている。建物部分はほぼ完了しており、現在は外観工事が行われている。平良地区の子育て支援拠点として、同施設が担う役割に関係各機関の期待は高まっている。
同児童館は、平良字東仲宗根の旧宮古病院跡地に建設され、昨年4月起工式には、下地敏彦市長や工事関係者らが出席し、工事の安全を願うとともに同児童館が地域の育児、子育て支援の拠点として市民に広く活用されることに期待を寄せた。
起工式のあいさつで下地市長は「この児童館は子供たちが放課後、親が迎えに来るまでの間、楽しく過ごせるための施設として建設する。子供を持つ親が安心して子育てできる環境に寄与するための施設なので多くの市民が大いに活用してほしいと思う」と述べている。
平良児童館は、児童館(0~18歳の地域の子供たちに健全な遊びを与える)▽放課後児童クラブ(小学生が放課後に帰宅しても家に誰もいない場合、保護者の仕事が終わるまで有料で預かり、学習や遊びを援助する)▽子育て支援センター(乳幼児を持つ子育て中の親子を対象に育児不安についての相談や指導、保育に関する情報提供を行う)-の三つの機能を備えた複合施設として建設される。
事業費は、工事請負費が1億4599万4400円、管理業務費が717万9440円で合計は1億5317万3840円となっている。
補助金は、国(次世代育成支援対策施設整備交付金)が2110万円、県(安心子ども基金事業補助金)が655万円。
敷地面積は、1409・94平方㍍。建築面積が494平方㍍で、児童館(遊戯室および集会室、図書館、相談室)が312・7平方㍍、子育て支援センターが50・3平方㍍。別棟の放課後児童クラブが131平方㍍となっている。
「絆」と「笑顔」で2連覇/中学校ダンスフェス
パワーの源は「仲の良さ」/狩俣中「ダンスィングヒーロー」
小さな学校ならではの仲の良さがパワーの源-。狩俣中学校には、15人が所属する「ダンスィングヒーロー」というチームがある。昨年10月に開催された第13回全宮古中学校ダンスフェスティバル(主催・宮古中学校体育研究会)のリズムダンスパート1部門で見事、大会2連覇を達成した。
リーダーの根間陽佳さん(3年)は「狩俣中のダンスの魅力は小さな学校なので1年~3年までとても仲が良くて、とにかく見る人を『常に楽しませたい』との思いがこもったダンスが特徴。それが連覇につながったと思う」と笑顔で話した。
指導に当たる平良真由美教諭も「振り付けや練習もすべて生徒たちが自主的に取り組んだ。生徒は七夕の短冊に『大会連覇』と書くほど、優勝への気持ちはどこの学校よりも強かった。有言実行した生徒たちを誇りに思う」と述べた。
リズムダンスパート1部門は、運動会などで演じたダンスが対象で、ダンスフェスには13組が出場した。
狩俣中のダンスは、15人の息の合った動きとユニークさもプラスされ、観客を引きつける踊りとなり、それが高い評価を受けた。
また、大会の個人の部MVPにも平良崚温君(3年)が選ばれた。
後輩たちに対して、根間さんは「これからもまずはダンスを楽しんでほしい。そして、一人一人がやる気を持って頑張れば、大会3連覇できると思うので頑張ってほしい」とエールを送った。
ダンスィングヒーローのメンバーは次の通り。
根間陽佳(3年)平良崚温(同)来間夏希(同)上原叶愛(2年)國仲愛理(同)邊土名仁美(同)根間陽市(同)奥濱優佳(同)狩俣蓮(1年)國仲結衣(同)佐渡山隼人(同)新里愛海(同)村田かおり(同)山内杏菜(同)與那覇瀬麗奈(同)