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【特集】新年号
2016年1月1日(金)9:07

多良間

人情味あふれる人たちに包まれて


多良間保育所のゼロ歳児~3歳児の園児32人と保育士

多良間保育所のゼロ歳児~3歳児の園児32人と保育士

 「多良間島は、自然豊かな島で海がとてもきれいです。日本で最も美しい島に登録されました。沖縄に行くと声をかけてくれる人はあまりいないけど、多良間島の人は親切なので、道を歩いているとたくさんの人が優しく声をかけてくれるのでうれしい気分になります」。これは、第65回「社会を明るくする運動」作文コンテストで優秀賞に輝いた清村裟彩さん(多良間小6年)の作文だ。自然豊かな島と、人情味あふれる地元の人たちに包まれて伸び伸びと成長している様子がうかがえる。中学卒業と同時に、進学や就職などで島を離れる「15の春」の試練はあるが、日常生活を通して、他の地域では体験できない生きる力を育む心豊かな人づくりの形成の場となっている。桃原久実さん(多良間小6年)は、「多良間島のような社会にするには」(同運動作文コンテスト優秀賞)と題した作文の中で、島で道を歩いている時や、登校する時に周囲から「おはよう」「こんにちは」などと声をかけられることを紹介し「島に大きな犯罪、子どもが悪いことをしない理由は、いろんな人に声をかけられるからです」とつづった。「八月踊り」「スツウプナカ」などの行事では、島の人たち全員が協力することを挙げ、声をかけ合うことや協力することの大切さを「社会全体に広めていきたい」と決意した。

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