行雲流水
2016年1月23日(土)9:01
【行雲流水】衆議院予算委員会
1月12日、衆議院予算委員会で「おおさか維新の会」の下地幹郎氏が質問に立った。予算委員会は政権批判で荒れるのが当たり前のようになっているがその日の下地氏の質問の矛先は安倍政権ではなく民主党に向けられた衆議院予算委員会
▼委員会での質問時間は会派の人数によって割り当てられるのが慣例のようだが、野党全体の質問時間割り振りでおおさか維新の会の質問時間を24分にする、と民主党に押し切られたようだ。そのことを下地氏は「質問時間のはく奪だ」と批判した
▼おおさか維新の会は責任政党でありたいと、党のあり方を位置付けて「与党でも野党でもない」といったところ民主党は「野党ではない」と捉えての質問時間の割り振りであった、と主張する
▼衆議院予算委員会の模様はユーチューブで見ることができる。下地氏の質問へのアクセス回数が最も多かったのは「日本防衛保守チャンネル」が提供するもので21日現在8万1555回であった。ちなみにネットユーザーの書き込みを2、3拾ってみると「下地君正論だよ」「またまた実に清々しい」「全国民がこのチャンネルを見てほしいね」など、なかなかの評判である
▼ネット情報を長々と取り上げたのは国会の予算委員会で地元選出議員が登壇したとしてもそれを伝えない新聞メディアとは異なりインターネットは自らの目で確かめ聞くことのできる現場をリアルに提供する媒体だからである
▼新聞記事は往々にして記者の主観、思想が書き込まれたりするがネットでは生の情報を直接見たり聞いたりすることができる。情報を受け取る側にとっては考える材料を混ざり気なく受けることができるのだ。