宮古語電子辞書ネットで閲覧可能／ケナンさんが概要報告

　京都大学大学院博士課程在学中で宮古島の方言を研究しているセリック・ケナンさんが５日、市中央公民館で自身が作成した宮古語電子辞書がインターネットで閲覧可能になったことを報告した。同辞書を閲覧するにはグーグル検索で「www.kagimyaaku.jp」。（３月６日掲載）

不法投棄ごみ問題で「市民の会」が発足／代表に岸本邦弘氏

　不法投棄ごみ残存問題で、「同問題の全容解明を求める市民の会」が４日、発足した。結成会は教育会館で行われ、多くの市民が駆け付けて、問題の全容解決に向けた今後の取り組みを確認した。同会では今後、会員の募集を街頭で行うほか、活動資金のカンパ呼びかけも行っていくとしている。（３月６日掲載）

平良調理場の業務量２・９倍／５共同調理場で突出

　学校給食の平良共同調理場で働く調理員の過重な労働の実態が７日、明らかになった。平良以外の４調理場の調理員１人当たりの平均調理食数６５食に対して平良は１８７食と突出。業務量が４調理場の２・９倍となっている。市教育委員会が民間への委託を進める背景には、こういった厳しい労働の実態がある。（３月８日掲載）

知念一将六段が全勝優勝／第３８期宮古本因坊戦

　第３８期宮古本因坊戦の決勝リーグが６日同教室で行われ、知念一将六段が全勝優勝した。知念六段の優勝は２年ぶり通算４回目。持ち前の粘りと冷静なヨミの力で勝ち切った。（３月８日掲載）

農畜産と観光産業連携で雇用拡大へ／伊良皆村長が施政方針

　多良間村議会３月定例会は８日開会し、本会議で伊良皆光夫村長が２０１６年度の施政方針を発表した。産業振興は、農畜産業を主体として観光産業との連携による、特産品開発や雇用の場の拡大を図ると強調した。（３月９日掲載）

伊良部、佐良浜両中学校を推薦／伊良部小中一貫校建設用地

　伊良部小中一貫校建設用地売却問題で、伊良部、佐良浜の住民らで構成される統合協議会は８日、新たな用地として伊良部、佐良浜の両中学校を「推薦」することを決めた。２０１９年４月開校を前提に、既存校を解体して建設する方向性をまとめた形だ。９日の用地選定委員会では、この２案を軸に再選定作業が進められる見通しだ。（３月９日掲載）

県立高、特支校一般入試始まる／宮古地区４５０人が挑む

　県立高校と県立特別支援学校高等部の２０１６年度一般入試が９日、県下一斉に始まった。宮古地区では、宮古高校、宮古総合実業高校、宮古工業高校、伊良部高校、宮古特別支援学校を合わせた約４５０人の受験生が緊張の表情で学力検査に臨んだ。（３月１０日掲載）

下地与那覇にホテル建設／本土企業が４階建て計画

　宮古島市景観審議会は９日、市役所下地庁舎で第３回審議会を開いた。下地敏彦市長から諮問を受けた、グランヒューリ宮古島ホテル計画（下地字与那覇）に伴う景観計画は、既存のモクマオウ林など緑の保全に配慮した環境整備を提言し、市景観計画に適合と認めた。（３月１０日掲載）

報告書案まとまる／第２０回調査特別委員会

　市議会の不法投棄ごみ残存問題の調査特別委員会は１０日、市役所平良庁舎で２０回目の委員会を開催した。この日は、議会に対する報告書案が初めて示され、指摘事項や文言についての確認作業が行われた。その中で、百条委員会の設置については委員の意見が分かれた。互いの主張は平行線のままで結局、総括文の中では必要性を訴える意見と、必要ないとする意見があったことを両論併記することでまとまった。（３月１１日掲載）

新教育長に宮國氏任命へ／新制度移行で下地市長

　新教育長の創設を柱とする改正地方教育行政法に伴い、下地敏彦市長は１０日までに、現教育長の宮國博氏を新教育長に任命する方針を固めた。開会中の市議会３月定例会に同意案件を追加提出する。同意が得られれば新教育長が誕生。４月以降、市の教育行政は２０１５年度施行の新制度に完全移行する。（３月１１日掲載）

下地島空港国際線旅客施設の整備を／下地市長ら県に要請

　宮古島市の下地敏彦市長や同市議会の棚原芳樹議長、関係１０団体の代表らは１１日、県庁に翁長雄志知事を訪ね、下地島空港・周辺用地の利活用促進事業に係わる国際線等旅客施設の整備について要請した。（３月１２日掲載）

市教委方針に賛同意見／伊良部小中一貫校で報告会

　伊良部地区小中一貫校建設用地売却問題で、市教育委員会は１１日、伊良部地区の保護者を対象にした経緯報告会を伊良部公民館で開いた。この日の開催が前日に決定し、周知不足もあってか参加者は１５人。そのうち、統合協議会のメンバーが６人で、ほとんどの意見が現在進められている２０１９年４月開校を目指して伊良部中と佐良浜中のどちらかを用地とすることに賛同する意見が相次いだ。（３月１２日掲載）