がんずううやき
2016年8月24日(水)9:01
【がんすううやき】亀濵 盛輝さん(94歳)(平良字西里)
園芸や工作が趣味
門をくぐると美しく仕立てた庭木が歓迎してくれる。木の種類は植栽から30年目(13年前)に花を咲かせたトックリランや枝葉を球形にせん定したイヌマキなど数えきれないほど多い。
朝5時に起きて次女宅の庭を手入れし、その後自宅の庭を管理するのが日課。高く育ったイヌマキのせん定も、脚立に乗って平気で行うという。娘たちは「父は90代とは思えないほど足腰が強く若々しい。数十年に一度咲くとされるトックリランの花をもう一度見るまで長生きしてほしい」と父の「がんずう」を願った。
名刺には「趣味:園芸、工作、日曜大工」と書いた。工作物では流木や貝殻などを使った作品が目を引く。娘たちは「父は創意工夫をするのが好きな性分」と話す。
何よりの趣味は、プロ野球のテレビ観戦。ジャイアンツと同球団の所属で父が宮古島市出身の宮國椋丞選手のファン。「宮國選手はこれからもっと活躍する」と期待を寄せる。
長女初枝さんと次女葉子さんが交替で那覇から来て世話をしている。子供5人、孫13人、ひ孫16人。
1922(大正11)年6月10日生まれ