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【特集】新年号
2017年1月1日(日)9:08

団結力で地域活性化を/伊良部

キビ手刈りで奮闘/与儀組、今期2000㌧見込む


小雨が降る中、キビの手刈り仕事で一生懸命働いていた与儀組

小雨が降る中、キビの手刈り仕事で一生懸命働いていた与儀組

 伊良部でサトウキビの刈り取りを請け負う「与儀組」(与儀英光代表)はすべて手刈りで収穫する。今期の手刈り収穫量は前期と比べ約500㌧増の約2000㌧を見込む。収穫したキビは宮古製糖伊良部工場に搬入される。

 同工場は、今期は6万3820㌧の搬入量を見込む。稼働日数は130日を予定。与儀組は昨年12月1日の本格的な手刈り開始以来、天候不良に関係なく仕事を順調にこなしている。手刈り日数は120日以上と予想している。

 与儀組が結成されて今年で約30年。キビ生産農家からの請負要望を受けて立ち上げた。軍手をはめ、鎌でキビの頂上部分(梢頭部)を切断し、木製の柄が付いた斧を使ってキビの根元側から刈り取る。持ち手に斧の振動が伝わってくる重労働だ。鎌で茎についた葉をそぎ落とす作業は、キビが立っている状態の時に行う人とキビを刈り取った後に実施する人もいる。

 与儀代表と与儀英二郎さんは「仕事は朝7時から始まり、午後1時ごろに終わる。収穫量は一日当たり平均ダンプ3台分ある」と話し「万が一に備え、毎年全員に保険を掛けている」と強調した。

 与儀組のメンバーらは、正月のごちそうを食べて体力をつけ、寒風が吹く中、キビの手刈り仕事に再び挑む。

 与儀組の皆さんは次の通り(2016年12月時点)。(敬称略)

 ▽会長・与儀英光▽与儀英二郎、与儀ミツ子、与儀五十美、渚瀬さとし、長瀬和則、漢那一茂、伊波定治、奥浜清、平良雅子、奥浜ハツ子、平良ミエ、仲間勝子

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