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【特集】新年号
2017年1月1日(日)9:14

宮古島海上保安部が誕生/巡視船12隻を配属へ

人員も200人体制に


現在保安部に配属されている巡視船艇3隻。巡視船「しもじ」(中央)が昨年11月に4隻目として就役した

現在保安部に配属されている巡視船艇3隻。巡視船「しもじ」(中央)が昨年11月に4隻目として就役した

 宮古島海上保安署が昨年10月1日、宮古島海上保安部に昇格した。沖縄近海を管区に持つ、第11管区海上保安本部(大根潔本部長)で石垣、中城、那覇保安部に次ぎ4番目の保安部として誕生した。石垣、那覇海上保安部に確立された「尖閣領海警備専従体制」と連携し、領海内に進入する中国公船や外国漁船の取り締まりに当たる。宮古島海上保安部の初代部長に久留利彦2等海上保安監が就任した。保安部への昇格で、人員、巡視船艇が増強され、2018年度末には、船艇がこれまでの3隻から12隻に、人員が2015年度末の55人(陸員4人、船員51人)から200人に増える。

 現在、同本部に配属されているPM型巡視船「みやこ」(350㌧型)、PS型巡視船「のばる」(180㌧型)とPC型巡視艇「なつづき」(潜水指定船)(30㍍型)に加えて、「のばる」と同型で規制能力強化型巡視船が18年度末までに9隻配属される。このうち3隻は16年度末までに配属され、増強配属1番船、巡視船「しもじ」が昨年12月に就役した。他の2隻の船名も「くりま」と「おおがみ」に決まっている。

 増強配属される巡視船9隻は伊良部島の長山港にバース(泊地)が決まっており、同港には船艇用品庫の整備も予定されている。

 本部昇格に伴う人員、船艇の増強で、同本部管内の沿岸、特にマリンレジャーが盛んなビーチの離岸流の調査なども市消防など関係機関と連携して実施され、より安全な海洋レジャーへの貢献が期待されている。

現在保安部に配属されている巡視船艇3隻。巡視船「しもじ」(中央)が昨年11月に4隻目として就役した

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