敬老会で長寿と健康を祝い乾杯する郷友ら＝５日、宜野湾市のラガナガーデンホテル

　【那覇支社】沖縄伊良部島郷友会（久貝直次会長）の敬老会が５日、宜野湾市内のホテルで催され、満７０歳以上の高齢者の長寿と健康を祝い、約３００人の郷友らが出席した。１９５６（昭和３１）年の開催以来、今年で６２回目を迎える。

　冒頭、久貝会長は「郷友会には先輩方がこれまで苦労して築き上げてきた歴史があり、心から敬意を表したい。皆さんの笑顔がわれわれの力になる。今日は親睦を深めながら楽しんでほしい」とあいさつした。

　来賓の松本哲治浦添市長が「伊良部出身の皆さんから浦添市は第二の古里とも言われるほど、関わりは深い。伊良部島からいろいろな夢を持って活躍されている。皆さんと共に浦添市も発展していきたい」と祝辞を述べたほか、下地敏彦宮古島市長の「今後とも健康に留意され、笑顔でより良い人生を過ごされるよう祈る」との祝福のメッセージも読み上げられた。

　会場内では、杯を交わして互いの旧交を温めたり、敬老者の子や孫の３世代家族で祝福し合う光景も見られるなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。

　舞台は、女性部による「かぎやで風」で幕開け。伊良部・仲地・長浜・佐和田・国仲・池間添・前里添の７支部の婦人・青年部らが多彩な演目を披露し、祝いを盛り上げた。出席者全員による賑やかなカチャーシーでフィナーレを飾った。

　同郷友会では今年度の行事日程として、７月にグラウンドゴルフ大会とバレーボール大会、８月に郷友会共同墓地での合同慰霊祭、１１月１９日に大運動会などを開催する予定。