がんずううやき
2017年4月26日(水)9:01
【がんずううやき】西筋 ヒデさん(92歳)(多良間村塩川)
カラオケが楽しみ
毎週2回のデイサービスに行くのが待ち遠しいと話すヒデさん。友達と昔話に花を咲かせると「若返った気分になる」と笑顔で話す。
10代のころ織物を始めた。農業が忙しく休んでいたが、60歳になり再び織物を始めた。芭蕉や苧麻を紡いで機織りを行い、反物を仕上げる。芭蕉布は材料確保から機織りまですべて1人で仕上げる。5年前には大阪の展示会で反物の個展も開いた腕前だ。「昨年までは機織りしていたが、今は休憩している。時間があればまたやるさあー」と話す。
3年前から歌うのが好きになり、宮古本島に住む娘と市内の飲食店でカラオケを熱唱する。若い頃の歌も良く知っており、背筋をピンと伸ばして歌う姿は92歳には見えない。
食事は野菜中心。近くに住む孫、ひ孫の顔を見につえも使わず歩いて行く。「孫の顔を見ると楽しい。最近は学校が忙しいと言うのでおばあーを忘れるなと言うよ」と笑った。
子ども5人(男2人、女3人)、孫17人、ひ孫10人。
1925(大正14)年2月10日生まれ