上半期は20万3967人/入域観光客数
前年同期比36%増加
市観光商工課はこのほど、宮古島市への今年度上半期の入域観光客数は20万3967人だったと発表した。前年同期比では5万4424人、36・39%の増となったが、新型コロナウイルスの影響が表れる前の2019年度実績からは大きく下回っていて、40万9346人、66・74%の減となっている。
今年度上半期の入域観光客数を月別に見ると、最も多かったのは7月の4万3261人、次いで8月の4万2112人。最も少なかったのは6月の2万4607人、次いで5月の2万7685人。
4、5、6、8月は前年度同月を上回ったが、7月と9月は下回る結果となった。19年度比ではすべての月がマイナスとなっていて、減少幅が最も大きいのは6月で8万4427人の減となっている。
今年度9月単月での入域観光客数は前年度比7075人減の3万3060人。19年度比では7万2259人の減となった。
前年度比で上半期が増加となった要因について、市観光商工課は「緊急事態宣言以前に新規開拓された航空路線や運休していた航空路線の再開、それに伴った就航便数の増加などが考えられる」と分析している。
今年度の下半期について同課の川平敏光課長は「コロナの感染者数は減ってきている。入域観光客数は徐々に回復していくものと思われる。国が来月中旬にも『GoToトラベル』事業を始めるのではないかといわれている。『GoTo』が始まれば観光客数はかなり回復してくると思う」との見通しを示し、「感染が拡大することなく、観光客が増加することに期待したい」と語った。