「サシバ舞う島残そう」/国際サミット宮古島閉幕
国際サシバサミット2021宮古島(主催・市)の2日目が17日、市クリーンセンタープラザ棟会議室を主会場としたオンライン形式で開催された。「スチューデントサミット」と題し、伊良部島小学校・中学校の5年生など各地の子どもたちの活動が報告されたほか、オンラインでの子どもたちの交流、「島の宝であるサシバの保護を広く地域に発信する」などとする「サシバ保護の宣言」などが行われ、閉幕した。
子どもたちの活動報告には伊良部島小のほか、鹿児島県の宇検村立阿室小中学校と奄美市立崎原小中学校、栃木県市貝町立小貝小学校、台湾の墾丁国家公園管理本部、フィリピンのサンチェス・ミラ市が参加した。
伊良部小5年生は、これまでに行ってきたサシバ保護に関連した取り組みとして、サシバ飛来数調査や島のクリーンアップ活動、サシバかるた作りなどを行ったことを報告。まとめとして「いつまでもサシバの舞う島を残していくこと、そのために今、私たちにできることを考え、行動していくことが大切だと考えた」と発表した。
伊良部島小と阿室小中、崎原小中の児童生徒によるオンライン交流も行われた。伊良部小の児童は、取り組みを行った感想として「みんなと協力してサシバのことを知ることができ楽しかった」などと話した。
サシバ保護の宣言では伊良部島小の5年生が、▽サシバが国際保護鳥であるという意識を高め、島の宝であるサシバの保護を広く地域に発信していく▽国際保護鳥であるサシバが安心して休息できる伊良部島の環境保全に努める▽常に今できることは何か考えることのできる児童・生徒になるよう努める-と宣言する映像が上映された。
同日はそのほか、伊良部島小の児童による朗読英語劇「島番鷹(すまばんたか)キンミー」の映像作品の上映、サシバ俳句コンテスト結果発表、オンラインお絵描き教室なども行われた。