3人へ農水大臣感謝状/総合事務局が伝達
統計調査協力たたえる
沖縄総合事務局宮古島農林水産センター(粕谷誠センター長)は18日、基幹統計調査の永年協力者3人に農林水産大臣からの感謝状を伝達した。10月18日の「統計の日」にちなんだもので、粕谷センター長が農業経営統計調査(サトウキビ作)、漁業経営統計調査の協力者へ功績をたたえ手渡した。
伝達を受けたのは農業経営統計調査の下地一明さん(67)=下地洲鎌=、前里定広さん(58)=城辺友利=の2人で、ともに継続協力年数は10年。漁業経営統計調査の被表彰者は久高勇光さん(64)=平良西仲宗根=で継続協力年数は5年。
伝達式は下地さん、前里さんのそれぞれの自宅と宮古島漁業協同組合で行われた。
粕谷センター長は「協力者のまとめた統計は国民の財産である。農業、漁業の経営状況を把握することができ、経営安定化の指標となる。これからも事業推進への寄与をお願いしたい」と感謝した。
下地さんは「初めての表彰で驚いている。統計が農業振興に役立ててれば。この受賞に恥じぬよう、これまで以上に頑張っていきたい」と決意を示した。
前里さんは「日々、日報に数字を書き込む作業は大変。予想していた数字が上がらないこともあるが、統計調査員と相談しながら継続することができた」と喜びを話した。
久高さんは「5年間継続することができ、後継者も多く育ってきた。1年、1年と精一杯頑張って漁業を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
農業経営統計調査は、農産物の販売を目的とする農家の経営および農畜産産物の生産費を明らかにし、農業行政の基礎資料の整備が目的。
漁業経営統計調査も、海面漁業経営体の財産状況や収支状況など経営実態を明らかにし、水産業推進のための資料を整備することを目的としている。