マグロを学校給食に/宮古島市
伊良部漁協で試食会/座喜味市長「とてもおいしい」
伊良部漁協が水揚げした地元のマグロを活用した加工品を、宮古島市が学校給食に提供することを目的に実施している実証実験の試食検討会が19日、同漁協の「おーばんまい食堂」で行われた。座喜味一幸市長は「とてもおいしい。特にフレークはいろいろなものに活用できそうなので楽しみ」と期待した。検討会には栄養士も参加。給食への提供に向け、味や栄養面の観点から助言する予定だ。
試食品は、マグロフライとメンチカツ、なまりのフレークの3種類。
まぐろフレークは、オイル無し、オイル5%入り、オイル10%入りの3種類が用意され、参加者たちはそれぞれの味や風味を確認した。
メンチカツはシソありとなしの2種類が用意され、シソ入りを食べた参加者からは「風味がとてもいい」と好評だった。
マグロフライも高評価で、参加者たちはチェックシートに感想を記入しながら、さらに子供たちに喜ばれる料理になるよう課題を確認していた。
座喜味市長は「伊良部漁協から、新型コロナウイルスの影響で魚が売れないとの声を聞いて、市として『何ができるか』からスタートした。島の魚を使った料理が学校で頑張る子供たちから『おいしい』と言われればいろいろな団体や大手のスーパーも扱うようになり、どんどん良い動きに展開していくと思う」と期待を寄せた。
市は学校給食への導入に向けて、今後さらに検討を進める。