票の上積みへ懸命
各候補者、大音量で訴え/総力戦の「三日攻防」突入
24日に投票が行われ、即日開票される第5回市議会議員選挙は21日、「三日攻防」に突入した。今回の市議選は定数24に対し、現職21人、元職2人、新人15人の計38人が立候補。選挙戦終盤を迎えた立候補者らは、島内各所でのポイント演説や選挙カーでの遊説で支持を訴えた。友人や親類縁者などへ改めて支援を呼び掛けるなど、1票でも多くの票獲得を目指し、陣営の総力を結集した選挙戦を展開している。
今回の市議選に立候補している38人のうち、座喜味一幸市長を支持する与党系は16人、野党系は19人、中立3人となっている。
現在の市議会与野党構成は、与党系議員が5人、野党系19人と与党少数の状況。今回の選挙により与野党の議会勢力がどのように変化するかが注目される。
過去の市議選の最下位当選者の得票数を見ると、定数28に対し48人が立候補した2005年の第1回は671票。定数26、立候補者38人だった09年の第2回は786票。定数26、立候補者33人だった13年の第3回は681票。定数24、立候補者33だった17年の第4回は832票だった。
「三日攻防」に突入した21日、立候補者各陣営は交通量の多い交差点などでのポイント演説や、島内各所を選挙カーで巡っての遊説、支援団体や地元へのあいさつ回り、電話での支援協力要請など、票の積み上げに向けたさまざまな運動を展開した。特に期日前投票への協力に力を入れる陣営が多く見られた。
新人立候補者の一人は「支持者や親戚、友人などに再度、協力を呼び掛けている。初めての選挙なので、いろいろな人からアドバイスを受け、一つ一つ取り残さないように、できることのすべてにフル回転で取り組んでいる」と語った。
16日時点の有権者数は4万4865人(男性2万2571人、女性2万2294人)。