上野、伊良部支店を閉鎖/JAおきなわ
週明けから地区本部で営業
JAおきなわは、上野支店と伊良部支店を22日で閉鎖し、25日から「宮古島支店」として市平良西里の同宮古地区本部1階で営業を開始する。すでに下地支店、平良支店を統合しており、宮古地区で営業するのは宮古島、城辺、多良間の3店舗となる。25日からは閉鎖した店舗(平良除く)跡に移動金融店舗車を週1、2回運行し、金融サービスを維持する。
JAおきなわの福里秀彦専務は「今回の再編は2年前に決定していることの一環。宮古島支店として新たにスタートする。宮古島支店は金融・共済の拠点という考え方を持っている。ここを中心に組合員の負託に応えるような体制を作っていきたい。金融店舗車を支店跡に運行し、不便をかけないような金融サービスを提供していきたい」と理解を求めた。
JAおきなわは、経営計画で信用事業を扱う県内102店舗を統廃合し、2022年3月末までに79店舗に再編する計画。宮古地区での再編はとりあえず終えることになる。下地、上野、伊良部にあるAコープは営業を継続しており、支店の経済課(資材店)は残っている。
移動金融店舗車は2トントラックの荷台部分にカウンターなどを備えた窓口が設けられ、JAの職員が貯金の出入金や記帳に対応している。窓口担当者と決済をする管理者の職員2人が乗務する。通帳やカードの紛失など事故届け出も受け付ける。発電機を備え、台風などの災害時にも稼働できる。
店舗車の運行スケジュールは▽Aコープさらはま店駐車場(月・木曜日午前10時~同11時30分)▽伊良部支店跡地(月・木曜日午後1時から同3時)▽上野支店跡地(火曜日午前10時~午後3時、正午から午後1時除く)▽下地支店跡地(水曜日午前10時~午後3時、正午から午後1時除く)。