乱立の市議選きょう投開票/与野党勢力の変化焦点
当選者判明は深夜見通し
38人が乱立した任期満了に伴う第5回市議会議員選挙は24日投票され、即日開票される。保革相乗りの座喜味一幸市政下で初の選挙で与野党勢力の変化が焦点。運動最終日となった23日、各候補は市内をくまなく回り、支持を訴え、夕方には市街地交差点や選挙事務所で運動を打ち上げた。24日は市内22カ所で午前7時から午後8時(一部を除く)まで投票が行われ、午後9時から開票される。当選者の判明は深夜になる見通し。当日有権者数は4万4363人(男性2万2314人、女性2万2049人)。
市議会の定数は24。立候補しているのは現職21人、元職2人、新人15人。座喜味市長を支持する与党系は現職5人、元職2人、新人9人の計16人。野党系は現職16人、新人3人の計19人。中立系としているのは新人3人。
告示後、18日から始まった期日前投票は23日で終了し、前回(2017年)並みまで戻した。初日、2日目の出遅れが響いたが後半で盛り返した。期日前投票者は1万3251人。有権者の29・86%。前回は31・75%、前々回(13年)は31・83%が期日前に投票しており、今回も似たような水準になった。前回の最終的な投票率は71・74%だった。
今回、与党少数で厳しい議会対応を余儀なくされてきた座喜味市長が反転を果たせるか、一方で野党に転じた保守系が勢力を維持できるかが注目だ。座喜味市長は今年1月の就任後、提案した予算を多数野党に削除されたり、不信任案を連発されるなど厳しい状況が続いている。