琉大医学部で体験授業/宮高1年の2人参加
【那覇支社】琉球大学(西田睦学長)は23、24の両日、医学部を目指す高校生を対象とした2021年度「琉球大学にぬふぁ星講座(医学部体験授業)」を行った。24日は、筒井正人医学部長から、参加した宮古高校1年の洲鎌あいさんと近藤花音さんの2人を含む県内高校生15人に修了証書が授与された。
同講座は、琉大アドミッションセンターが特定の分野を目指す高校生を対象に2018年度から行う事業の一環。医学部では、18年度から実施しており、新型コロナウイルスの感染拡大で実施できなかった20年度を除いて3回目の開催となる。
体験授業では、先端医療創成科学や分子解剖学の実習、整形外科や感染症などの講座を受けたほか、在学する学生から、医学部での学生生活の様子について話を聞いた。
修了式後、近藤さんは、「今回得た経験を忘れず、常に積極的な気持ちで勉強していきたい」と述べた。その上で、「国境なき医師団で働くことを目標にしているが、いろいろな経験をした後に、宮古に貢献できる医者になりたい」と意気込みを語った。
洲鎌さんは、「今年の目標が『挑戦』だったので、不安もあったが参加を決めた」と笑顔で話した。今後については「今回の経験を友達にも共有して、みんなでモチベーションを上げて、目標達成できるように頑張りたい」と決意を新たにした。